復活!
急に邪神のメーターが音を立てた事により、魔王達も戦闘を止めて、距離を取った。
「どういうことだ?まだ猶予があったはずだが?」
クリスの問い掛けにシルフィードが答えた。
「なるほどね。多分、悪役バルバトスを倒したからね。この地面に描かれている魔方陣は、ここで戦っている者、死んだ者の魔力など吸収する魔方陣なのよ」
!?
「姑息な手を………だから魔王は本気で戦わず、時間稼ぎをしていたのね!」
魔王は不敵に笑いながら言った。
「ようやく気付いたか?ただ針が動いたのは、地上の魔将軍の誰かがやられたのと重なったようだがな?しかし、予想より早く溜まったな」
邪神のメーターを見ながら呟いた。シオン達は臨戦態勢を取りながら、いつでも攻撃できるようにしていた。
「魔王様、私も時間稼ぎぐらいできます。お任せ下さい!」
魔王を庇うように前に出たダークリキッドに魔王は言うのだった。
「いや、ここまで溜まれば十分だ。ダークリキッド、御苦労だった」
「えっ?」
ザシュ!!!
!?
魔王は死神の鎌でダークリキッドを真っ二つにしたのだ。
「なっ、なんで!?」
驚くシオンに魔王は邪神メーターを指差した。
ゴゴゴゴッ…………
カチッ
ボーーーーーーーン!!!!!
ボーーーーーーーン!!!!!
「まさか、邪神メーターを溜める為に仲間を殺したって言うの!?」
「外道の極みじゃな。不愉快じゃ!」
「最後まで魔王に付き従った仲間を殺すなんて……………」
セリスは魔王の行動に息を飲み、シオンやウンディーネは非難した。
「ふん、勘違いするなよ!我々の目的は邪神の復活だ!その為に仲間を犠牲にすることも了承済みなのだ!それより、いいのか?これで邪神が復活する!!!!!」
そうだった!
ヤバいじゃん!!!
「ウンディーネ!」
「うむ!邪神と魔王の両方を相手にするのは部が悪いのじゃ!今すぐ魔王を叩くのじゃ!」
シオン達が飛び掛かろうとした瞬間、邪神メーターが吹き飛んだ!
「な、なに!?」
「いけないわ!邪神が復活する!!!!!」
吹き飛んだ邪神メーターから黒い煙の様なものが発生し、それがだんだんと集まりだした。
「このまま見ているだけなんて…………クソっ!」
シオンは光属性の魔法を連続で放ったが、黒い煙を貫通するだけで、効果があるようには見えなかった。
「大丈夫よシオン。まだ負けた訳じゃない!」
シルフィはそう言ったが険しい表情を止めなかった。そして、黒い煙が何かの形に変わっていった。
ドシンッ
黒い煙がどんんどん集まり、ついに姿を表した。
「あ、あれが邪神………?」
異形の姿をした邪神が姿を現した。




