スーパーな○○○(シオン)
魔王は手をかざすと大きな『死神の鎌』を召喚して構えた。
「ここでお前達を殺して邪神の供物としよう!」
死神の鎌を目にも留まらぬ早さで回転させながら動かした。その風圧で周囲に風が巻き起こり、容易に近付くことができない!
「私が行きます!」
スノーが飛び出した!
いつの間にかスノーも同じような氷で出来た鎌を構えて振りかぶった!
ガギンッ
ガギンッ
お互いの武器がぶつかり合い、大きな金属音が響き合った。
「お前達の相手は私だよ!」
ダークリキッドは空間転移の黒い渦を出すと、そこから巨大な悪魔が出てきた。
「相手は私だと言う割には他者の力を借りるのか?」
「はぁはぁ、うるさい!これも私の力よ!見るがいい!魔界の深層に住む最上級悪魔バルバトスよ!契約に従い目の前の者達を喰い殺せ!」
フシュウウウウウ…………………
出てきた悪魔は10メートルを超える巨体で、赤黒い皮膚に、辛うじて人のような形をしていた。
『これは旨そうな者達だな』
!?
「こいつ、喋れるのか!?」
『まずはお前から頂こう』
剣を構えるクリスに悪魔バルバトスは、信じられない素早さでクリスに近付き拳を振り上げた。
「はやっ──」
『遅い!』
ドーーーーーーン!!!!!!!!
大きな音が響いた。
「…………ウソ」
シオンも一瞬の事で、何が起きたのか理解出来てなかった。少ししてようやくじわじわと理解してくると叫んだ!
「クリスーーーーーーー!!!!!!!」
シオンの叫びがこだました。
「しっかりしなさいシオン!クリス君は無事よ!」
シルフィードがバルバトスの拳を風の結界で止めていた。
「シルフィー!ありがとう!!!」
「油断しないで!この巨体に似合わず早いわよ!」
シルフィードの言葉に、キッと巨大な悪魔バルバトスを睨み付けた。
「よくもびっくりさせたわね!死ぬ覚悟は出来ているのかしら?」
『クククッ面白い!やってみるがいい!』
バルバトスは素早いフットワークで周囲を駆け巡った。走る度に地面が割れてクレーターか出来ていく。
『今度はお遊びは無しだ!死ねーーー!!!!!』
バルバトス拳から爪を生やしてシオンを狙うが──
「魔王でもない中ボス風情がわめくな」
ガシッ!!!
ズーーーーン!!!!
なんとシオンは巨大な拳を素手で掴んだ。
『な、なに!?』
流石のバルバトスも驚愕した。よく見ると、シオンの身体から黄金のオーラが発生していた。
「お前は私を怒らせた。最愛の人を殺そうとした。絶対に許さない………」
『お、お前は何者だ!!!』
「私は、穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の転生者・・・スーパー精霊使いシオンよ!」
ババッン!!!
シリアスな小説を書きたいのに、どうしてかギャグになってしまう………
不思議だね。
(*´・д・)ネー




