借りは返す!
空に浮かんだ城を見て、シオンだけはラ◯ュ
タはあったんだなぁ~!あっ、バ◯スっていったら一発じゃないかな?と呑気に思っていた。
緊張感が台無しである。
「シルフィード、どうするのじゃ?」
「特に問題は無いわ!元々、少数精鋭で 魔王と戦う予定だったしね。問題は2つ、空の城に魔将軍が全員残っているのか、地上で魔王軍を率いて進軍してくるのかね!空の城には私達の内、誰か1人でもいれば飛んで連れていけるでしょう」
魔将軍が地上にいる場合は、先日のお礼参りとして、四大精霊が相手をしなければならないだろう。
「うむ、空から行くには目立つのも問題じゃな。城から撃ち落とされるかもしれぬな」
「それは防御結界など張りながら行くしかあるまい」
シルフィードは地図を盤面に見立てて、戦略を練っていった。
『ふふふ、面白いじゃないの?ベルゼブブの時のような失敗はしないわ!私を怒らせた事を思い知らせて上げる!』
シルフィードはかつて、自分のミスで魔物に取り込まれ、死んでしまった経験があった。
奇跡が起こり、多少小さくなったが助かったことで、より注意深くなったのだ。
そして─
より腹黒にもなったのだった。
「さぁ!やってきなさい!魔王軍!私が恐怖のドン底に沈めてあげるわ!」
メラメラと燃えるシルフィードに、ウンディーネは小さくため息を付いて冷静に魔王軍の動きを待つのだった。
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しばらくして、各国から緊急連絡が入った。
「ついに動き出したわね!先日同様に、各国に魔王軍の軍勢が現れたわ!」
「魔将軍の確認は取れておるのか?」
魔将軍は四大精霊クラスでないと相手できない。そして、地上にいる事は城が手薄になっていると言うことである。
「ちょっと待って下さい…………!?確認取れました!前回と同様に各魔将軍が軍勢を率いている模様です!」
「よし!各国へ通達!全力で迎撃せよ!魔将軍は我々四大精霊が相手をします!」
各国の情報を伝える専門のオペレーターは了解しましたと伝えた。
「それと、魔将軍のダークリキッドという女性型の魔将軍を見付けたらすぐに知らせるように!世界各地に軍勢を転移できる能力を持っているのは、この魔将軍だと推測される!見付けたら必ず仕留めるのよ!そうすれば魔王軍は、自由に軍勢を各地に送り込めなくなるわ!」
!?
こうして、各国と魔王軍の総力戦に突入した!
「シオン、本当に行くのかい?」
「うん、クリス。このままじゃ腹の虫が収まらないからね!」
シオンとクリスは二人で話し合っていた。
「魔王の目的が君だとしてもかい?」
「ええ、借りを返すために修行もしたしね♪」
いつでも前向きなシオンを眩しく見えた。
そして約束をするのだった。




