ついに!
【報告】
遂に『悪徳領主の娘~』が投稿を初めて1年以上経ちました。このままダラダラ更新するのもアレなので、完結まで集中月間とし、毎日は無理ですが2~3日に投稿していきます(予定)
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瞬く間に一週間が立ちました。
「遂に明日だね」
「ああ、しかし心配していたが、魔王軍は律儀に一週間も待ってくれたんだな?」
そう、懸念していたのは魔王が約束を守らず、2、3日後に攻めてくる事だった。
「いや、向こうもこの一週間で何かの準備をしていたんだと思うぞ?」
決戦前夜、各国の指導者や軍の関係者は遅くまで会議していた。
因みにシオン達はぐっすりと寝ていた。
まぁ、シオンは図太いのでいつも通りであるが。
早朝、大地がゴゴゴゴッと揺れた。
!?
「遂に魔王軍が動き出したのか!?」
「この揺れはいったい?」
『各国に通達!異常はないか!?』
上層部のみに与えられた指令室に遠距離の緊急伝達が届けられた。
「報告します!この振動は、シルクード領や亜人連合国が酷く、法王国やガイヤ帝国は特に無いとのこと!」
「ふむ、となると…………」
回復したシルフィードは地図を眺めて気づいた。
!?
「この振動の発生源は、自由貿易都市の島からだわ!」
「そこに魔王軍の拠点があるのか!」
「盲点だったわね。島の半分は山に覆われていて、西側しか人間が住めない小さな島だったわね。当然、調査はしたけれど山の方も何も見つけられなかったのだけれどね………」
「自由貿易都市は、近年になってできた貿易の拠点だ。統治する領主の代わりはいるが自治権が認められているから、我々の国々と関係というか繋がりが違うのよね」
「貿易都市の避難は?」
「事前に連絡してある。船で殆んどの商人が、うち(シルクード領)か、亜人連合に避難しているが、まだそれなりに人は住んでいるわ」
振動はドンドン強くなっていった。
「まさか島ごと沈める気?」
「いや、水位は上がっておらぬ」
水を操るウンディーネは集中して海の気配を探った。
「これは!!?」
自由貿易都市を魔法のヴィジョン(映像)として見ていたシルフィードが驚愕した。
「シルフィード!どうした!」
シルフィードは別の部屋で待機していた兵士や生徒達にヴィジョン(映像)を写した。
!!!?
「なんだ!これは!?」
自由貿易都市の東側にある山が空に浮いて行った。
「や、山が浮いてる?」
しばらく呆然と見ていたが、空中に浮いた山が崩れていき、その下から禍々しい『黒い城』が現れたのだった。
「これが奴らの本拠地か!?」
どうやって浮いてるのか不明だが、空で移動し、上から攻撃できるのであれば脅威だろう。
シオン達は遂に最終決戦へ向けて行動するのだった。




