モデルは強制だそうです。
えっ、あっ!ちょっと!?
シオン達は言われた事を理解できずに居たところを、背中を押されてルーム室へと連れて行かれた。
「あの~いったいどういうこと?」
鏡の前に座らされて化粧をしているシオン達はようやく尋ねる事ができた。
「ですから、今回の新作ドレスの御披露目に、シオンお嬢様がモデルとなって頂くのです♪今回は、遠くの国から王族の方や高位貴族の方々など多く参加されます。その為、我が国の王妃様が接待としてご出席される予定です」
フムフム………?
よしっ!逃げよう!
私にモデルなんて無理だよ!
「よし!セリス、フレイ、ミレイユ、頑張ってね♪私はオーナー権限で見物客になるから頑張ってね~~♪」
ここは権力を使って逃げよう!
「はっ?」
「ちょっと酷いですよ!シオン!?」
フハハハ!なんとでも言うが良いわ!
「まぁまぁ、新作のドレスを2着プレゼントするからね?」
うぐっ………
ここでセリスやミレイユは悩んだ。
シルクード領のドレスを着ることは今や大陸中でのステータスとなっている。高額な事よりも、手に入れる事が難しいのだ。それを2着もくれると言うのだから、乙女達が悩むのも無理はない。
セリス達が悩んだ所を見て、シオンはしめしめと内心で思った。
「残念ですが、シオンお嬢様の参加は決定事項でございます。それにお友達が参加された場合は御礼として3着ほど新作ドレスを進呈致します」
キュピーーーーーン!!!!!!
「えっ!?なんで!?そ、それなら私は5着………」
ボスッ!
「はうっ!?」
フレイがシオンのお腹を殴って黙らせた。
「シオン~?1人だけ逃げようたって、許さないわよ~?」
「そうですよ~私達だって緊張しているんですから!」
「王妃様からの御命令ですので、シオンお嬢様が来るのなら絶対にモデルにするようにと、言われておりますので」
どうやら逃げられないようだ。
とほほほ~~orz
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そして、なんやかんやありまして、私達は新作のドレスを着ています。
「まぁまぁ♪良く似合っていますわシオン♪」
王妃様が満面の笑みで迎えてくれました。
「はぁ~、どうしてお母様までいるのかしら?本日は重要な仕事があると手紙に書いてあったような?」
そこには、王妃様の親友であるフレイのお母様までいました。
「ええ、最重要なお仕事ですわ!まさかシオンちゃんまで来てくれるなんて、重要度が上がったわね!」
メラメラと燃えていました。
「お母様が燃えている………」
フレイは目を点にして呆れていた。
「…………美しい」
意外な事に駄メイドのスノーは感激の余り、新作のドレスを着て感激していた。
こうして、シオン達はレッドカーペットの上を歩く!




