学生を満喫中~
精霊学園にて──
「ねぇ、明日の休みにパフェ食べにいかない?」
クラスメイトでエルフのミレイユがシオンに尋ねた。
「いいね♪あっ、二人だけ?」
「ううん、セリスとフレイも一緒よ!久しぶりに女子会をしましょう♪」
こうして、シオン達は王様や四大精霊達が魔王討伐に向けて準備をしているのに、まったく、これっぽっちも気付かずに、学園生活をエンジョイしていた。
それでいいのか!我が小説の主人公よ!?
『今が楽しければいいのだ!』
そうだよ。そう言う性格なヤツですよねー
……………はぁ、次の日になりました。
「シオン、おはよー!」
「良い天気で良かったわ♪」
私服姿で待ち合わせしていた。
フレイは腕を組んでシオンをみた。
「ふむふむ、シオンの私服のコーディネートは中々ね。素材が良いのもあるけど斬新だわ♪」
学園の制服のようなミニスカートのような洋服はまだまだ少ない世界で、シオンは前世の服を作り着ていた。
「セリスは………普通ね。平民の服って感じで面白みがないわ~」
「あぅぅ………それはそうですよ」
セリスの後ろからねんどろいど版のカーミラが文句を言った。
『このツルペタ小娘が!自分がちょっと金持ちだからって自慢するな!』
ピキッ!?
「………あら?こんな所にムシがいるわ?」
フレイはカーミラを握り締めると、どんどん力を入れていった。
『うぎゃー!!!ギブギブ………』
「フレイ、余り虐めちゃダメだよ?それよりちょうど良かったわ。まだ時間があるし、洋服屋に行きましょう。新作が出る時期だし、みんなにプレゼントするわ♪」
こう見えてもシルクードブランドのオーナーであるシオンは成金なのだ!あ、失礼、お金持ちなのである。
!?
ちょうどやってきたミレイユとセリスが、ずずいっと詰め寄った!
「シオン!それ本当!すごく嬉しいんだけど!?」
「ほ、本当によろしいのですか!シルクードブランドの洋服を着るのが夢だったんです!」
キラキラした目でシオンを見る二人に、戸惑いながら頷くのだった。
「それではお嬢様、一緒に行きますよ」
…………?
突然の声に振り返るとスノーがスタンばっていた。
「ちょっと待て。なんでスノーまでくるのよ!」
「だって女の子なんだもん」
うげっ、そこに涙がでちゃうってか?
「キャラを壊すな!気持ち悪いわ!?」
いつものボケとツッコミに入るシオンでした。
『まったく、各国の王と四大精霊が魔王軍に対して対策している時に、最重要人物が能天気にショッピングとか、護衛を泣かせないでよね?カーミラ、わかっているわね?不審者がいたらすぐに情報共有するわよ!』
『り、了解です!』ガクッ
普段の日常を送りつつ、シオンの護衛とし目を光らせているスノーであった。
(よかった。真面目に仕事してるよ!この人)
こうして、メイド姿のスノーも加えて楽しい女の子だけのショッピングに出掛けるのでした。
『よろしければ感想、お気に入り、よろしくお願いします!』




