魔王軍襲来!雄叫びを上げろ!②
先週は急にお休みを頂きすみませんでした!
おかげさまで、新作の短編小説がなろうの方で転生日別恋愛ランキング【3位】までいきました。
ありがとうございます!
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ピピピッ…………
『魔王軍視認できました!3分後にそちらの上空を通ります!』
斥候の精霊からの伝令にクリスは周囲の生徒に指示をだした。
「最初の攻撃に付いては僕が指示をだす!攻撃魔法は火属性以外の魔法を使え!灯りで此方の位置がバレるぞ!」
短い時間の間に、司令官を立てて小隊規模で潤滑に行動できるようにしていたのだ。
バッサ!!!
バッサ!!!
そして多くの魔族や魔物が上空を越えて行った。
『まさかこれほどの数の魔王軍が攻めてくるとは………何も知らなければ全滅していたかも知れないな』
クリスは背筋が凍る思いだったが、周囲を見渡し気合いを入れ直した。
『怖がるな!周りのみんなだって怖いんだ。上の者が怯えていては示しが付かないぞ!』
深呼吸をして号令をだした!
「全員、放てーーーーーーー!!!!!!!」
クリスは率先して特大の風魔法を放った!
ぐわぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!
「な、なんだ!?何事だ!」
「わ、わかりません!ただ、何者かの攻撃を受けて──ぎゃっっっ!?」
四天王の側近がやられた。
空を飛んで、旅館に向かっていた魔王軍の前方部隊は後方部隊の異変を察知して戸惑いを隠せなかった。
「おい!後方部隊が攻撃を受けているぞ!」
「どういうことだ!?」
「どうすればいい!?」
命令系統が混乱してその場で止まり、進むことも仲間の救援に行くのも少しの間出来なかった。その少しの時間が致命的となった。
『魔王軍前方部隊、混乱しています!狙うなら今です!』
生徒からの伝令に、後方で待機していた第2部隊の生徒達が攻撃を仕掛けた!
「今だ!思う存分攻撃しろ!」
冒険者としても経験豊富なエルフのミレイユが指揮官となって他の一年生達を統率していた。
炎、水、風、土属性の多種多様な魔法が魔王軍に襲い掛かった。
ある者は火球で焼かれ
ある者は水の刃で切断され
ある者は風の暴風で切り刻まれ
ある者は岩の弾丸に貫かれた。
ウオォォォォォォォオオオオオオオ!!!!!!!
多くの雄叫びが響き渡った。
「うわぁぁぁぁああああ!!!!!助けてくれーーーーー!!!!!」
「話が違うーーーーーー!?」
「うぎゃーーーーーー!!!!!!!」
魔王軍はあっという間にそのほとんどが撃墜されて虫の息であった。
えっ?新四天王?真っ先に死にましたが何か?
時間にして僅か10分ほどの攻防戦であった。
『よし!よくやったのじゃ!魔王軍の大半は倒すことができたのじゃ!』
ウンディーネの声が響き渡った。
「えっ!?もう終わり?私、何もしていないんだけど!?」
出番の無かったシオンは叫んだ。
「まぁまぁ、何事もなくよかったじゃないですか?」
「だって、これじゃムラムラして欲求不満よ!」
シオンの言葉に赤面するセリスが慌てて口を押さえた。
「な、何を言っているんですか!恥じらいを持って下さい!」
「モガモガ…………」
『あれ?私、そんなに変なこと言ったけ?』
どこまでもおこちゃまなシオンであった。
こうして、南に配置された生徒は何もすることがなく終わったのだった。
しかし、シオンは知らなかった。
実は海から魔王軍の別動隊が攻めてきていた事を。その別動隊が『スノー達』によって全滅していた事を知らなかった。
次回、真の主役である『凍りの女王スノー!』
お楽しみに!
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