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悪徳領主の娘に転生しました。『魔法学園恋愛編!』たぶん!  作者: naturalsoft


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舞台の表側………

臨海学校である合宿1日目の夜が明けて2日目になろうとしていた。


「………日が登ってきたか」


夜間警備のため一睡もしていないスノーが精霊にしか聞こえない音の合図を出した。


『警備の交代に入る。夜間警備の者と情報共有の引き継ぎをした後、交代に入れ!』


『はっ!了解しました!』


テレパシーの一種である脳内で語り掛けて、スノーも交代したのだった。



「スヤスヤ……………」


ここはシオンの部屋である。生徒達は珍しい雑魚寝という体験に興奮して、恋ばなで盛り上がって眠たかった。


そしてふすまを挟んで従者達が控えていた。


「うにゅ…………」


フレイ達に起こされたシオンはまだ眠たい頭を覚醒させるために、備えてあった洗面台で顔を洗った。


「シオン、タオルをどうぞ」

「ありがとう…………うん、まだ眠いけど頭がスッキリしてきたよ」


フレイは従者(女性)に身だしなみを整えて貰っていた。ミレイユとセリスなどは自分でやっていた。


「あれ?スノー見ませんでした?」


フレイの従者に尋ねると………


「ああ、まだ隣でお休みですよ?」


………うん、知ってた!

彼奴はそういう奴よね?


シオンが隣の部屋を覗くとスノーが規則正しく布団で寝ていた。


「ちょっと、起きなさいよ!」

「ううぅん………後、5…ちょっと………」


こいつ典型的な後5分っと言って起きないわね!


「メイドが主人より寝ててどうするの?貴女のイメージが崩れるわよ?」


これでどうだ!体面を気にするスノーならこれで起きるだろう。


「………5時間後に…起こして……くださ…い」


スヤスヤ♪


なんだと!?5分じゃなくて5時間だと!?

こいつは魔王軍が攻めて来ても寝てるんじゃないか!?


「あれ?スノーさんて朝弱いの?」


セリスが後ろから聞いてきた。


「こいつは一日中寝ているわよ」


シオンはやれやれと言った感じでいった。


「いえ、スノー様は夜に溜まったお仕事をされて戻って来られましたので、もう少し休ませて下さい」


部屋が一緒だったフレイの従者が言ってきた。


「まぁ、着替えくらい自分で出来るから良いけどね」


問題は私より寝ていて安眠を貪っているのがムカつくだけだし!


「ふふっ、でもいつも冷静なスノーさんの寝顔を見れて役得でしたわ♪」

「本当に。私の理想の女性ですものね♪」

「本当に綺麗な方ですね羨ましいしいわ」


ねぇ、前にも言ってたけどこいつはただのグータラなメイドですぜ?


ってか、これさえも計算ずくだ……と!?


シオンはすっかり目覚めた頭で支度をするのだった。


シオン達がいなくなり、丁度お昼頃になったときスノーは目覚めた。


むくり………


「では………行ってきます…か」


スノーは、ぼーとした頭でとある場所に向かった。


【女湯】

そう、温泉である。


氷の女王が熱いお湯大丈夫なの?というツッコミは許して欲しい。取り敢えずスノーの浸かっている周辺はぬるま湯になるのでちょうど良いのである。


「くぅ~~~!!!!うまーーーーい!!!!」


スノーは温泉でお酒を呑んでいた。


「いや~これの為に生きていたと言っても過言ではないですね♪」


普段より饒舌になっているスノーだった。

この酒もシオンお嬢様が新たに考案した度数の高い『焼酎』という酒である。

このような旨い酒をも作りだせるお嬢様はマジで守らなければ!と、思うスノーであった。


ってか、真っ昼間から酒を呑んで温泉に入っているメイドって一体………


『スノー様、宜しいでしょうか?』

『うん、何かあった?』

『昨日の襲撃なのですが、あくまでも下見らしく、今晩に大規模な襲撃を計画しているようです』


『………なるほど。このシルクード領地に足を踏み入れた者はウンディーネに捕捉される。ウンディーネと、ともに情報共有をしておけ。ウンディーネが感知できないのであれば、空か海に絞られる』


『なるほど!?了解しました』


報告した精霊が感心したように言って通信を切った。

スノーは酒の入ったグラスを空に向けて呟いた。


「ウフフ♪本当にお嬢様といると退屈しないわね♪」


スノーは妖艶に笑いながら酒を呑み干すのだった。






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― 新着の感想 ―
[一言] なんだ、夜這いしようとして縛られてる生徒居ないのか(目反らし
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