修行開始だよ!(あれ?楽しい臨海学校はどこ行った?)
おかしい………
何かが違うような?
シオンは漠然とした違和感を覚えていた。
「なんか思っていた『臨海学校』と違うんだけど?」
シオンは器用に水弾を撃ちながら喋っていた。
「そう?課外授業なんだからこんなもんじゃ無いかしら?」
ミレイユは水流を滝に撃ち込みながら言った。
ババババッ!!!!!
「クリスはどう思う?」
「僕も初めてだからこういうものだと思ったけど……?」
クラスメイト達は遠巻きでシオン達を見ていた。気軽に喋べりながら跳ね返ってきた水魔法を相殺していたからだ。無駄にスペックの高い人達である。
しかしシオンはう~んと考えていた。
臨海学校とは?臨海学校???
臨海学校臨海学校臨海学校臨海学校…………………
はっ!?
「ようやくわかったよ!違和感な正体に!?」
いやー!喉に詰まった小骨が取れた感じだわ♪
シオンは清々しい顔になった。
「シオン、何がわかったの?」
「違和感の正体よ!臨海学校って、『海』でするもんじゃない?まぁ、山奥の温泉旅館でもいいんだけど、なんか変だなーと思っていたのよ!」
!?
これには愚者の声こと、作者も書いていて、しまったーーーーーー!!!!!!!と、なりましたよ。ええ、もう完璧にうっかりしてましたとも!?これは別小説を書いていて頭がどうかしていたとしか思えません!
どうする!?今から書き直すか!?いや、そんなめんど……コホンッ、そんな時間はない!どうする私!どうするシオン!?締め切りが迫る!?
焦るナレーションにシオン………ではなく、ウンディーネが脳内で言ってきた。
『何を騒いでおるのか?貴様はそんな事を気にせずともよい。最初から臨海学校のスケジュールは妾が考えておるのじゃ。愚者なお主は妾に任せるがよい』
ぴっかーーーー!!!!!
流石はウンディーネ先生だよ!愚者な作者を導いて下さいまし!?ウンディーネ先生の背中から後光が見えるようデス。
(ToT)
とまぁ、作者のミスをウンディーネ先生がフォローしてくれることになり、安心の愚者の声でした。
そんな中、優等生のミレイユが第一の課題をクリアしました。
「皆さん、『水弾』ではなく『水流』の魔法を使って下さい!滝に撃ち込んだ後、水流を操作するんです!」
ミレイユが水流を撃ち込んでいるが、反射されていなかった。
ミレイユに言われて他のクラスメイトも水流を撃ち込んだ。だが、ほとんどの生徒は跳ね返ってきた水流を受けてしまった。
「ああ!?そういう事ね!」
セリスもコツを掴んだのか跳ね返って来なかった。そして意外な事にシオンやクリスも上手くいったようだった
「なるほどね。滝の中では魔術的な強力な水の動きがあって、これが撃ち込んだ水魔法を跳ね返えしていたのね」
撃ち込んだ水魔法は回転するかの様に外側へ弾かれる仕組みのようだった。シオン達は外に弾かれる水流を上手く操り、滝の中で循環させたのだった。
そして、火炎魔法の得意なフレイだけがシオンの仲間で出来なかった。
「むう!難しい!!!」
「フレイさん、落ち着いて。心を静めて水の流れに身をゆだねるようにして下さい」
説明の上手いミレイユとセリスの指導の元、時間ギリギリでフレイも上手く出来たのだった。
他の生徒も半分くらいは成功していました。
流石は大陸から集まった優秀な生徒達である。
「うむ、上出来であるのぅ?上手く出来なかった者も悲観しなくてよい。夕食のオカズが一品減るだけじゃ。次で挽回するがよい」
!?
な…………なんだと!?
そういうことは先に言いなさいよ!
ウンディーネは甘く見ていたのだ。生徒達の美味しい食事の執着について………
「みんな、死ぬ気で課題をクリアするわよ!上手く出来ない生徒は『仲間』を頼りなさい!これより我々は死地で戦う戦友(仲間)よ!」
クラスメイト達は歴戦の勇者のような目付きで頷くのだった。まったく仲間を乗せるのが上手いシオンである。
なんかもう、良い(悪い?)意味で毒されてきている一年生達であった。
クラスメイトと呼んではいるが、他のクラスの生徒もいるのだが、全員がこの空気に触れて変わってきているのはウンディーネの気のせいではないだろう。
やる気を出す為に言った一言をウンディーネは後悔するのであった。
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