決着です!
シオンはやる気を削がれて叫んだ!
「どうしてよ!私も戦うわよ!!!」
クリスとフレイは困った顔でシオンを見た。
えっ!?なんでそんな顔をするの………?
戸惑うシオンに、ゴーレムの攻撃を避けながらフレイが言った。
「だってシオン、手加減できないでしょう!」
ほわい?
手加減?何それ?美味しいの???
「なんで手加減しないといけないのよ!」
「バカ!中に人が乗っているでしょうが!?」
あっ!?
忘れてた………てか、このまま『壊した』ら中の人も死ぬよね?
そしたら私は殺人者!?
シオンは、さーと顔を青くした。
「だから僕達が倒すから見てて欲しい!シオンはセレス達を守ってくれ!」
シオンは何も言えず頷いた。
頑張ってーーー!!!!
「さて、どうしたものかなっと!」
クリス目掛けて降りてきた巨大な剣を受け流し、フレイの所までバックステップで下がった。
「私が両手を破壊するわ!煉獄の焔よ!我が前に立ち塞がる敵を燃やし尽くせ!『紅蓮蝶』!」
フレイの必殺技が発動した。オレンジ色の蝶々がゴーレムに向かっていった。
「なんだ?この蝶々は?」
どうやらCクラスのイースはフレイの得意技を知らないらしい。
フレイの蝶々がゴーレムの腕に止まった。
ドッーーーーーーン!!!!!
パラパラッ……………
腕に止まったフレイの魔術、紅蓮蝶は大爆発を起こした。
「ちっ、かなり頑丈のようね」
腕を吹き飛ばす予定だったが、腕にヒビを入れる程度のダメージしかなかった。
「な、なんなんだ!?その蝶々は魔術なのか?クソッ!」
自慢のゴーレムに傷を付けられて焦ったイースはフレイに向かっていった。
「蝶を飛ばす前に倒す!」
フレイに向かって剣を振り下ろすが、ゴーレムよりフレイの方が早く動いた。さらにクリスが水の魔法を使い足留めに成功した。
ゴーレムは水に足を取られて膝を付いたのだ。こうなると重量級のゴーレムはすぐには立てないのだ。
「ナイスよ、クリス!秘技!連鎖爆撃!『地獄蝶の舞い』!」
クリスが時間を稼いだお陰で、フレイは魔力を溜める時間ができたのだった。そして紅蓮蝶を次々に産み出して必殺技を放った!
ドドドドドドッ!!!!!
ドッカーーーーーーン!!!!!!
次々に紅蓮蝶が連鎖的に爆発し、最後には特大の大爆発を起こした。
「ちょっと!フレイ、大丈夫なの!?」
焦ったシオンが叫んだ。
「大丈夫よ!私は紅蓮蝶の爆発の威力や爆風を調整できるからね。さっきの強度なら中のイースは無事のはずよ…………多分」
おいっ!最後はボソッと不吉な事を言わなかった?シオンは本当に大丈夫なのか不安になるのだった。そして爆風が晴れていき、ゴーレムの姿が見えてきた。ゴーレムは両手が吹き飛び、頭も半分に割れていた。
「………本当に大丈夫なの?」
不安であったが、ゴーレムの胸が開きイースと思われる人物が転がりでてきた。
「せっかくノーム先生に手伝って貰ってクラス全員の魔力で作った特製ゴーレムが倒されるなんて………完敗だよ」
やっぱりか!ノームめ!後で文句を言ってやる!?そう思ったシオンの隣でミレイユが呟いた。
「確か、下位クラスにはハンデとして各先生が知恵を貸すのでしたね。まさか人の乗り込めるゴーレムを生徒に作らせるなんて、想像してなかったわ」
えっ!?そうなの?
※サブタイ『久し振り!』で書いてあります。
(作者も読み返してあっ!となった所です)
「それでも限度ってものがあるでしょう!」
プンプンっと怒るシオンに各メンバーが思った。『おまいう!?』
イースが敗けを認めたことで入口が開いた。向こうから10人ほどのCクラスのメンバーが入ってきた。シオン達は身構えるが、イースが制した。
「大丈夫だ。僕達の敗けだ。危害は加えないよ」
「そうか、すまなかった」
クリスがイースに手を貸して起こし上げた。
「それで、負けた僕達は君達に何を差し出せばいいのかな?」
おおっ!そうだったよ。では有り金全部を置いてって貰おうかな?クックックッ!
シオンが悪い顔になった時、クリスが提案した。
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