魔力測定!②
また少し続いてクリスの番になりました!
「では、クリス始めるのじゃ!」
クリスは両手をクロスさせ、両手に魔力を込めた。
「我が手に水の精霊の力を貸したまえ。手に宿すは水の聖剣─アクアブレード!」
クリスの手には一振の蒼い剣が握られていた。水で出来ているにも関わらず、質量があり切れ味も良さそうだった。
「さて、これでただ斬るだけじゃ味気ないよな?」
クリスはさらに魔力を込めた。アクアブレードがさらに大きい太刀に変わった。
「はぁぁぁああああ!!!!『アクア・スラッシュ』!」
クリスが振りかぶりアクアブレードを振り抜くと、巨大な水の刄が的に向かっていった!
ザシュ!!!
一直線に地面に深い溝を作りながら的を粉砕した。
おおっ!!!
歓声が響いた。水の刄は100メートルほど大地に傷を作った。
「ふぅ…………少しは武威を示すことができたかな?」
な、なんてことなの!?
クリスまで飛んでもなく強くなっているじゃん!
ヤバくない私?いや、落ち着け私よ。大丈夫。この数年で私は成長したんだから。
こういう時は深呼吸よ!
ヒッヒッフー!ヒッヒッフー!
よし!なんか落ち着いてきたぞ!
「シオン?大丈夫かい?」
「はっ!?だ、大丈夫よ!」
戻ってきたクリスに心配されました。
「クリスは妾の力と波長が合うからのぅ。『水の貴公子』の名を語るがよい』
ウンディーネの言葉にクリスは頷くのだった。
さて、そろそろ私の番の筈だし、どんな魔法を使えば良いかしら?
シオンはう~んと悩んでいると─
「よし!これで魔力測定は修了とするのじゃ!自分の実力と周りの実力を把握したな?これでへこたれず邁進するのじゃぞ?」
「「「はい!!!」」」
「ちょっと待てーーーーい!!!!私がまだ終わってないよ!?」
せっかくみんながはい!といって終わろうとした時にシオンはそれをぶち壊しました。
『いや!当然でしょうが!』
「はぁ………御主は何を聞いておったのじゃ?」
「なんでウンディーネがため息を付くのよ!」
後ろからフレイがコソッと教えてくれた。
「シオン、さっきウンディーネ先生が言ってたでしょう?シオンは四大精霊の契約者で、みんな実力は知っているから除外するって言ってたよ?」
なんですとーーーーー!!!!!!
私の悩みはなんだったのよ!?
「なんじゃ?聞いておらんかったのか?」
「うぅ…………ずびばぜん…………」
ウンディーネは少し考えてシオンに言った。
「御主もやってみたいかのぅ?」
ぱぁ~!
「やってみたいです!」
私だけのけ者は嫌だしね!
「では、特別授業に入るのじゃ!」
はわい?あ、違った。ほわい?
「皆は動かぬ的に魔法をぶつけたが、シオンには実戦形式でやってもらうとしようかのぅ?」
「実戦形式ですか?」
ニヤリッ
うわはははは!バカめが!誰が相手でも私に勝てる訳なかろうに!
「では呼び出すとしよう」
ウンディーネは念話で誰かと話だした。
「シオン、本当にやるのか?」
心配そうに話し掛けてくるクリスに大丈夫よ!と元気に言い返した。
「でも誰が相手をするんだろう?」
フレイも対戦相手が気になる様子だった。
すると、ウンディーネの横から誰かが召喚された。
着物姿の黒い長い髪を腰まで垂らした着物美人……………リヴァイアサン!?
「うそっ!?リヴィが相手なの!?」
そう、読者の方は覚えているだろうか?海龍のリヴァイアサン………通称リヴィである。
しかも、リヴィはここ数年、海を守護して安全に航海できるようになったことで、船乗りから『龍神信仰』が行き渡り、神格位を授かって『龍神』という神様になったんだよ!?
しかも……………戦闘ジャンキーなんだよ!?
ヤバいよ!私、死んだかも…………
「久しぶりだな。珍しく我と戦いたいと言ってきたので転移してきたぞ!」
※シオン達が使えるのが秘密であって、神様のリヴィが転移できるのはセーフです。
言ってないからーーーーーー!!!!!
(泣)
シオンの叫び声が、心の中でこだまするのだった。
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