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退屈な人生に彩りを  作者: Soeri
楽しく暮らすために初めて努力してみる
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エリーゼ先生と不気味な微笑み

僕とアイリスは屋敷を出て中庭に行きエリーゼ先生の元へと行く。誕生日といっても午前から剣の修練がある。今日もエリーゼ先生とみっちり昼までやるのだが、剣の修練というがまだ本格的な剣術は教わっていない。まだ剣術を習う前の段階だ。


剣力を上げるにはまず基礎となる力と剣を振るスピードが重要だ。要は素振りをひたすらするこれがすごい地味何が楽しいのか分からないのだが、これが非常に効果的らしい素振りをすることによって効率良く力を入れれる重心移動のコツがつかめるとか。


「先生いつになったら剣術おしえてくれるんですか?」

「....はぁまだ剣を持って半年ですよ。まだ早いに決まってます。何回いったらわかるんですか」


エリーゼ先生はやれやれと首を振る。僕からしてみれば半年もやってまだ基礎中の基礎は遅すぎないかなと思う。魔力と違って剣力は体に大きく左右されるらしい5歳の未熟な体では碌に剣を扱えないそこで本来は魔法に力を入れ身体強化の魔法を真っ先に習得するのだが


「魔力のコントロールの修練をすれば身体強化もできるんですよ。それが近道なのに何故やらないんですか。」

「コントロールの修練は素振りよりさらに地味なのが嫌なんだ..傍から見たら目を瞑ってるだけ。しかも、コントロールなんかしなくても魔法力500は超えてるんでしょなら後回しでも大丈夫て事だよね」


僕は生まれつき魔法を行使するための魔力が多いので、普通は魔法力500を越えるためには身体強化で1.5キロあるグレートソードを振り回せるぐらい魔力をコントロールしなければいけないが、僕は魔力だけで魔法力500を優に超えている。じゃあ剣力だけ上げて魔法力は5歳の試験が終わってからでいいだろうというのが僕の考えだ。


「...分かりました。」

「えっ?分かってくれたの?剣術教えてくれる?」


僕は目を輝かせて先生を見る


「エドワード様が言葉ではわからない物分かりの悪い子だと分かりました。リエール様とエリック様が大変聞き分けが良く聡い方だったのでエドワード様もと思ってましたがどうやら思い違いだったようですね」


「ひっ..ひどいじゃないかそんなことを言うなんて」


急な先生の冷たい対応に涙目になって抗議する。


「事実ですので仕方ありません。こうなったら荒療治しかありませんね」

「先生いったい何をするおつもりですか」


僕は震えながら恐る恐るエリーゼ先生に聞いた


「ふふっ...午後の魔法の修練が楽しみです」


僕は初めてみるエリーゼ先生の不気味な微笑みに身震いした

——先生は一体何を考えているだろう...


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