第1章 ♯1 おとぎ話の魔物 part1
ハロウィンに終わるといったな。アレは嘘だった。
とはいえ1月跨ぐとか流石にないわな…正直すまんかった。
少なくとも失踪はしないからおにいさんゆるして
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「・・・アアン?んだテメェは…て女じゃん!ラッキー!」
「こんな夜道に一人でいちゃだめだろ嬢ちゃん?まそれくらい知ってるよね。
だったらお兄ちゃん達に食べられても文句言えないよねェ!」
.......蠅,,,,蠅だ.....
....また私に.....集って....すべて奪ってく,,,,,,,
...,,,........コロス「何やってんだテメェら」
「おん?関係ねぇだろ。それともいっしょに輪姦すか?」
.....蜥蜴?あと,,,,,あれは......!!
「テメェこのヤロ!半殺しにして目の前でこのガキ犯してヤr」ヒトリ。。。。。。
「クソ!?このガキ強えじゃねぇかよ!?気配が読メn」フタリ。。。。。
..逃げよう,,,,,,,,今はダメ,,,,,,,,,,
,,,まだ,,,,,,まだ,,,,,,,,
,,,,,,,でも彼らなら,,,,,きっと....
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帝都主要都市内縁、別荘地帯クリオムス区。いわゆる高級住宅街だ。
財を成した商人、諸外国の要人、宗教的に重要な階級の者などが多く住まう場所で、同時に帝都の中でも最強のセキュリティを誇る要塞である。憲兵は全員AMF、及びHelkelzKarbins製最新式の魔杖を標準装備し、治安もダントツに良い帝都のモデルシティである。
そしてその町の広場、モニュメントの噴水前にどう見ても場違いなおっさんが二人。
一人はしわくちゃなYシャツ(*)を着た筋肉だるまである。筋トレ帰りのようだが、その割に女性の香水の匂いがそれをかき消している。これは・・・?
*M.Kの中では顔より筋肉が重視される。武力で急速に成長する以前、ジェルト皇帝が喝を入れるまでこの国は蛮族が多かったのだ。その為腕っぷしが強く自らを護れる心強い男性の方が選ばれやすく、必然的にそれがわかりやすいマッチョはモテる。であればこの国の男性が筋肉をつけるのは半ば当然であり、それを強く強調する上に着やすく、汗をよく吸収してしかも安いYシャツのような服は、できるのにそう長い時間はかからなかった。
裸でいいって?実際その通りだった。帝国に成長して外交が進む中半裸の男がうろついていてはみっともないと、国が町中で裸になることを禁止したのだ。その結果生まれたのがこの服なわけである。
もう一人は一応フォーマルな、社交用の高いスーツ(*)を着込んでいるがどう見ても外に着てくものじゃあない。本来パーティや結婚式など、特別な宴の際に着こんでいく類の服装だ。完全にテンパってる。
*いわゆるツーピーススーツ、お前らも毎日着るアレのきちっとした版で合ってる。
発祥は実のところよく知られていない。東の大国に睨みを利かせていた皇帝が舐められないために、全く新しい服を作れと当時最高の腕を持つWhiteVrainに一から作らせたというのが一応の正史だが、実はその前からDwarfが似たような服を着ていたという記録があり、新規製作といいつつパクりだったと信じる者も後を絶たない。
「おいおいwなんだよその服正気か?俺たちゃ人待ってるだけなんだぜ?美人とダンスしに来たわけじゃねぇんだ。」
ヘラクレスがグレアムの服装を嘲ると、緊張に茶化された新人トランぺッターのような口調で言い返した。
「うるせぇ!!このスーツいくらするか知らねぇくせに!こういう場所にはとりあえず高い服着てこりゃいいんだよ。それよりなんだお前その服装!?もう秋だぞ!?・・・じゃなくて上流階級向けのモデルシティだぞここは!?よくつまみ出されなかったな」
「憲兵の代わりに別嬪さんなら随分寄ってきたぜ?金持ちの間でも筋肉は大事らしい。聞くに金はあっても筋肉のないひょろガリッチが多いからマッチョに飢えてんだと・・・おっと、来たようだぜ」
そこには昨日の容姿と同じ白磁の仮面に長い丸帽子のスーツ姿をした奇妙な風貌の男がいた。
「やぁ!来てくれたようで何よりだよ!じゃあここじゃ何だから「おい!そこのDryElf!」
「憲兵だ。アサシン対策の一環として、仮装カーニバルの日と覆面許可証を取っている者以外にこの町でマスクを着けることは禁止されている。許可証は常に我々の見えるところに携帯する決まりだがどうした。」
意外にもアルベルトは突然仮面を取り、憲兵を見た。ヘラクレスたちとは死角になっており顔は見えなかったが、瞬間に最新装備に身を包み自信に溢れていたはずの若い男の顔が、まるで死人の様に凍り付いたのが見て取れた。
「・・・これでも俺を検挙するかい?」
「ヒェ・・・・・・きょ、許可証の所持は確認しました。しかし我々の見えるところにお下げいただかないと今回のような誤検挙に繋がりますのでどうか・・・」
「わかった。じゃ後でゼッケンにでもしとく。まがんばれよ青年」
憲兵は逃げるようにアルベルトのもとを去ると、彼は再び仮面をつけこちらに振り向いた。
「コレについちゃもうちょいしたら明かしてやるからまだ待ってくれ。じゃ気を取り直して行くか。」
そう言うと彼はどこかへ歩き出す。ついて来いと言わんばかりにこちらを気にした歩き方だった。
それを察した二人は彼に付き歩き出し、それから10分程度だろうか。着いたのは小洒落た喫茶店だ。"Kitten's Nap"(子猫の昼寝場)という看板があり、普通に営業している。昼時なので客足も結構なものだ。
しかし二人には疑問が、否やはりというべきかな"違和感"があった。この男に対する異様さも確かにそうだが、それよりもやはり突っかかる点が一つ
(なぜここなんだ…?)実のところ、ここは帝都の住民でもかなり有名な店だった。T.K(*)で客人をはじめ広く振舞われていた"スイーツ"に感激した職人がこちらで店を開き、色々右往左往しながらも完成させた"菓子"を最初にM,Kで広めた歴史深い場所で、T.Kとの外交同盟の証としての役目もある国家的に結構重要な店なのである。その甘味は絶品で、二人はたまの休みに行商が持ってくる土産菓子から味を知っていた。その為ここに来る時楽しみにしてたことの1つでもあったが、どう考えても機密の話には不向きな場所なのは明白だった。
ついでにいえばYシャツのゴリラと社交スーツ着たトカゲと変な仮面付けた奇妙な男が3人で来るような場所でも断じてなかった。
「なんでここなんだ?って顔だなww安心しろ。ここで合ってるし甘味も奢ってやる。」
言われるがまま店に入ると、店員がすぐに奥から出てきた。ブロンド髪で小さなAdoltElfの女の子だったが、明らさまに警戒している。当然だ。理由は先に述べたとおりである。彼女はその小さな手を広げて店を守ろうととしながらこう言った。
「な、なんのようですか!」
「店長に用があるんだ。チビ助、お父さん呼んでくれるかな?」
「いやです!しらなぃ人のいうこときくなていわれてます!」
「ハハッwwよく言った!それで良いんだエライなあ(お客さんは常連以外知らない人だろ普通・・・)」
アルベルトがそうしてじゃれながら幼女の頭をなでて待っていると、様子を察した者が奥から出てきた。黒髪のAdoltで今度は男性、彼女の父親のようだ。アルベルトを見ると呆れた表情でこちらに駆け寄ってきた。しかし厄介者をつまみ出すというよりは、友達のやるバカに呆れている顔の様に見える。
「レミーア、大丈夫。この人はパパのお友達だ。ママを手伝いに行ってくれ。」
「よぉ...オメェ何の冗談だこりゃ?」
「何が?」
「全てだよダボww変なマスク、間抜けた服装、おまけに後ろにいんのは我らがチャンプじゃないか。一体なんだっていうんだ?」
「詳しいこたぁ後でな。ちょっと急ぎなんだ。"個室"は空いてるか?」
「それは大丈夫だ。テメェの注文は後回しでいいな?」「もちろん」
彼は個室と言ったが、見る限りこの店に個室はなかった。しかし連れられるまま厨房に入ると、男は壁の一つに手をかけ、真上にある楼台をひねる。するとその一部が開き、中に通路が見えた。
「しばらく話してろ。呼び鈴で来るが早さは期待すんなよ」
そう言って男は戻っていった。3人はそのまま中へ入ると、外の雰囲気とはまるで異なる小汚いイスと大きなテーブルがあり、そして奥には・・・無数の武器があった。
「こりゃ一体……!?」思わずグレアムがそう漏らすと、当然とばかりに食い気味でアルベルトが答えた。
「談合所。ていうか密会所だな。昔ここは帝国解体戦争のレジスタンスが使った秘密アジトだったんだ。解体のその時まで結局バれず終いで、ここの存在はオーナーの家系とレジスタンス主導者、もとい今の国王とその右腕しか知らなかった。未だに場所の知れない隠された秘密の空間は軍事的に貴重な場所だってんで、今でもこんなひそひそ話に使ってるわけだ。奥にある武器は当時使ってた物で、戦争が終わって処分しようにも目立つから結局ほったらかしてある。」
「さて・・・じゃ本題に入ろっか。」
そう言い終えると彼はまず両腕をポンポンと2回、軽く叩いた。すると褐色だったはずの彼の肌の色が抜け、不自然なほど白い肌に変わった。そしてマスクを取り、その素顔を明かす。そしてメガネをかけた。
・・・その顔は見覚えのあるどころか、近頃新聞で何度も何度も目にした"ある4人"の一人だった。
「わかってくれたかな?俺は、いや私が、中立執行連合調停機関実動特務軍隊"Qwoltios"のRulerが
一柱、アルバート・ザック・ケイマン。私が仮名としてついていた組織、WorldGuatdianのトップだ。」
何とか書き終えた…!3850字、ご精読ありがとう!
話に起伏がないって?俺もそう思う!本当にな!いい加減バトル書きたいんだがシナリオが許してくれない…参考と欲求押さえるためにスカ○リムやったら思った以上にのめりこみ・・・気が付けばプレイ時間300時間オーバー……いやもう何やってんだマジで。
さて次回はいつにするかってな・・・う~ん・・・・いっそ不定期にしちゃおっかな・・・・・
いや、スパンのリミットクソ長くするだけで留めよう…3か月だ。やけに長いと思うが多分大分余る・・・と思う。