浅虫温泉、その名も宿つばき
浅虫温泉、その名も宿つばき
恩荷の余韻を楽しみながら、朝はバイキング。食欲旺盛、ご飯もパンも味噌汁もコーヒーもデザートも、私、間もなく68、こんなに食べていいのでしょうか。
さあ今日は白神と五能線だ、予定通り8時出発、昨日は道の駅を5箇所見たが、十二湖まで100キロ、10時半には到着予定なのでまっしぐらに向かう。10時過ぎには十二湖駅に、そこから3キロ程奥に、結構きつい坂を九の字に登りながら、予定通り10時半到着。
コースは一周1.5キロ約1時間の予定、十二湖というが、全て池。世界自然遺産の白神山地をこの足で踏みしめる、いいなあ。
15分程歩けば青池、神秘な色だ、その名の通り池が青い、空の色を写しているだけでは、この深い色は出ない。
何だろう、ま、考えるのはやめて先に進む、直ぐブナの原生林に、500メートル程続く、雨が降った後なので少し路は湿っているが、それが返って心地よい。深呼吸して新鮮な空気を思い切り吸い込む、ああ贅沢な時間。
森の館キョロロで響子ちゃんは土産を、宏ちゃんにバニラアイスを。1時間程休憩して、13時十二湖発のリゾートしらかみに乗る為、12時20分出発。
十二湖駅に到着、駅員は居ないが、売店のおばさんは居る。リゾートしらかみは全席指定席。哲也達は予定通り出発。私は30分程待つ。ぽつんと一人きりで乗るのかなと思っていたら、発車15分程前になると、バスや乗用車が到着し人が来るではないか、そうか白神を見てここからそれぞれの目的地に行くのか、この列車は五所川原が終着駅ではない、青森まで行く。数えて見たら私含めて19人、リュックを担いだおばさんおじさん、若い女性も二人。
定刻通り13時06分発、座席は先頭車両1号車7のB席、海側ではあるが通路側でもある。相席の方は少し太めの女性、一人旅なのか、イヤホンをしながら海を見ている。話しかけられる雰囲気ではない。私もじっと車窓から景色を楽しむ。席はまだ空いている、しかし次の停車駅ウェスパ椿山で人がどっと乗ってきた。
ここは男鹿を一望出来る寒風山展望台に近いので、それを楽しんだ観光客だろう。これで満席となった。次の千畳敷は、殿様が岩礁に畳千畳を敷き詰めて宴を開いたことに由来する地名だ、ここで15分停車、乗客降りて皆見に行く、私も。
ウミネコが数羽風に向かい羽を広げながらしきりに鳴く。心地よい海風が頬をなでる、さあ出発。哲也達は順調に走っていることだろう。次の鰺ヶ沢駅から三味線演奏。車内にモニターが、見ると50前後の男性が三味線を抱えている。ひとしきり説明後演奏、津軽三味線だ、民謡も入る。青森だなあ。
五所川原までの約20分、景色とともに楽しむ、そうして15時02分五所川原駅到着、降りると哲也が待っている、さ、これから斜陽館だ。