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仕事の話

賭け師の話

作者: 甘味処 雨

今日も俺はグラス片手に

カードとチップを操るさ


手先のテクで目を騙し

巧みな話術で耳を欺く

そうさ俺はギャンブラー


人を騙して欺くことで

俺の右にでるのはいない

筋金入りの子悪党


俺は毎日 毎日騙すのさ

俺はいつも騙すのさ


あるときはぶくぶく太った金持ちを

あるときは金だけ持ってるやな女

そんな奴を騙すのさ


こんなまやかしの俺だけど

大事なものはちゃんとある

それは家族と友人さ

そいつらだけは騙せない


その点お前らはどうなんだ

おれの仕事を批判して

屑だなんだというけれど

お前たちはどうなんだ


俺より始末が悪いのは

お前たちみたいな人間さ

僕達は騙さないって

それじゃあさ


友人だった人を騙すのは

違うとでもいうのかい


金のために家族を欺くのは

違うとでもいうのかい


今を築いた年寄りを騙して欺くのは

違うとでもいうのかい


これでもお前らは

正しいかい


俺は賭け事しか出来ないが

騙すのと欺くのは人を選んでやってるぜ

なのにお前らはどうなんだい


大事な人を騙して騙して泣かすじゃないか


お前たちはほんとに分からない

全く全く分からない

分かりたくもないけどね


今日も俺は騙すのさ

次はお前たちみたいな人間を騙すのさ


これは結構楽しみだ

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