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第一話<平穏>

小さな頃、僕達は此処に居た。

誰に連れられてでもなく、何を思って来たのかは分からない、意味かあったのかも分からない。


そこから見えるものは、何だったのだろう?






#あの日、島に1つの<もの>が来た


彼女はその<もの>を知り しかし捨てた


守りたい<もの>があったから#



中には木で出来た古いものが横たわり

大きく縦に亀裂が走っていた


その上にソレは手紙と一緒に置いてあった

********************

詩御 藍様へ xx--xxx042--

             

あの時から、5年・・・多くを失い

私自身も多くを奪ってきました・・・


貴女に今更こんな願いをしてしまう

弱い俺を、私を、・・・許さないでください。


憎み、恨んで、全てを私に


ここに入っていた<もの>は1つの可能性です


貴女の言っていた言及の過程、

斉宮島での研究・・・・


これは私には出来ない


私は其処には居ない


響きを失ってしまった今だからこそ

ここにある<もの>の意味がある


けれど、世界は・・・もう僕の力では止められない。託されたこの大切なものを、守りきれずこのような形であなたに託してしまい許してほしい。


そして、これはあなたにしか出来ない。


こんな役目を、関係のないあなたの娘、貴女の子供に島に押し付けて・・・巻き込んでしまって・・・・・(染みで欠落)


そして、もう1つだけこれは


叶音 夢人、僕自信の約束だ。


必ず会いに行く・・・藍。

********************


ビショ濡れの身体のまま、私はドアを開けた

「母さん・・・・」


私は昨日、浜辺に捨ててある、それを見た。


昨日から母は家でずっと泣いている

心の中で泣いているんだ・・・


眞雫(まり)、どうしたの?その格好・・・・


傘忘れちゃたのかしら、、フフ私に似て、おっちょこちょいなのかしら・・・」


母は、台所で料理の準備をしていた。

初めて見る、母が台所にたっている姿を


「何で、」


母は目を反らし気丈にも言う

詩御

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