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こたえる兄(弟)シリーズ

兄を尊敬する妹とこたえる兄

作者: 子竜

また勢いで書いてしまった。

ピ、ピ、ピ、ピ。時計が鳴る。


それを聴いて眠りから覚める俺。


ちなみにいつもより2時間早い午前5時だ。


この間起きたら、姉に拘束されていたからだ。


さすがに驚いたが、それよりも姉の論説を永遠と聞かされてそれどころじゃ無かったが。


とりあえずリビングに向かう。


「あ、お兄様!おはようございます。今朝食を作っておりますのでもうしばらくお待ちください。」


「う、うんありがと。」


今日も親はいない旅行中だ


勘違いしている人がいるかもしれないが違う。こいつに『お兄様』などと呼ばせてはいない。


断じてない。こいつが勝手に言っているだけだ。


「お兄様の今日の教科書などはすでにご用意してあります。」


こいつは俺の妹だ。

 

なぜか俺を尊敬しているらしい。


ここまで気がきくと、どこに嫁に行っても恥ずかしくないと思うが、少し問題がある。


なぜか兄離れをしてくれない。

自分の設定や世界を持っている。


などだ。


「お兄様。障害(あいつ)が起きる前に早く食べましょう。」


「え?出来てたのか。わかった今行く。悪かったな気づかなくて。」


「いえ。私はお兄様のためだけに生きていますから。お気になさらないでください。さあ食べましょう。」


こいつ曰く「お兄様は私の神です」だそうだ。


こいつの価値観では


俺・・・・・・・・・・神


母さん・・・・・・・・親


父さん・・・・・・・・一応親





かなり下








姉・・・・・・・・障害


となっている。


ちなみに父さんは実の親じゃない。母さんが好きになって再婚した。


父さんだけが血のつながらない人だから、こいつの中で一応親になっている。


「どうでしょうか。お口に合わなかったでしょうか。」


「え?どうして」


「先ほどから一口もお食べになっていらっしゃいませんから。」


「あ!そんなことない。とてもおいしいよ。」


「ああああ、ありがとうございます。お兄様」


「ごちそうさま。本当においしかったよ。」


「かたずけは私がやりますので。お兄様はおくつろぎください。」


そう言って台所に向かう妹。


ここでこいつの武勇伝を話したいと思う。


これはうわさで聞いたんだが、


ある日妹の学校に数十人の不良が来たことがあって、校庭に集まっていたところに妹が行って、5秒もかからずに無力化したそうだ。


ちなみにたぶん次の日、坊主の不良が数十人並んでいたのにはビビった。


そいつらの第一声が「おはようございます。姉さん!!!」だったことも言っておく。


ん?何か聞こえるな。ナニナニ


「おはよう。妹よ。」


「起きてくるな障害。永遠に寝ていろ。お兄様に触るな、話しかけるな、姿を見せるな。」


「ははは。朝から厳しいな妹よ。しかし悪かったな。今日は学校で3年と1年の合同の授業だからそういうわけにはいかんのだy」


「死ね!!!ふざけるな。そんなことあってたまるか。いいか障害、お兄様に近付いてみろ。ちりも残さずに消してやる。」


「それよりも、朝食は何かな。」


「残飯でも食っていろ障害。いや、それよりも朝食に毒を盛って殺すか。」


「では勝手に作るとしよう。簡単にスクランブルエッグにしよう。」


「待て私が作る。」


「いや、いいよ。ゆっくりしていたらどうだ妹よ。」


「わかりました。そうします。(よし今殺そう。ハハハ)」


ドン、ドン、ドタ、バサ、キーン、キーン、ドカ、グチャ、ドーン、ドーン、ガチャーン、バタリ


うん何も聞こえない。何も起きてない。よし自己暗示完了。


俺は恐る恐る台所を見る。


そこにはかつて台所だった何かと、すごい速さで戦っている姉と妹がいた。


「何してるの」


「お!弟よじt「お兄様!なんでもありません。ご心配なさらないでください。」むう。」


これで何もないはないだろう。


はぁ。これ直すのにいくらかかるんだろう。


「自分たちで、できるだけ直しておくように。二人とも今日は学校は休め!。」


「「はい」」


俺はそれを聞くとすぐに学校に行った。






普通に授業を受けて、友達と話して、昼は学食で食べ、部活のサッカーで練習して、レギュラーに選ばれて、帰ってきた。


そうそのはずだった。


たった1日もかからずに違う家ができていた。


「あ!おかえりなさいませお兄様。なんとか自分たちでできるだけやりました。」


「どうしてこうなった。」と突っ込みたかったがやめた。


いっても無駄だろうし、何より姉がこのことでまた論説したらたまらない。


この二人には常識は通じないことをおぼえておこう。


「「今日はお詫びに私たちで夕食を作ります(作ろう)」」


しばらくすると、何やら言い合いが聞こえたので台所に行って一緒に作った。


とてもうまくできたと思う。


この二人もっと仲良くできないだろうか。


そう思いながら、今日も眠りにつく。


ちなみに次の日また、二人今度は外で喧嘩していた。



はぁ。寝よ。


続きでした。どうでしたでしょうか。妹の姉と兄への態度が違いすぎてとても楽しく書けました。

誤字やアドバイスがあればやさしく教えてもらえるとうれしいです。

続きは気が向けばまた書きたいと思います。

見てくれてありがとうございました。

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