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やっぱ変な世界だった

……

「なんですかこの神が調整したみたいなステータスは!!」

「いやしりませんよ!(あの子どもみたいな神が極端な調整にした可能性は黙っておこう。)」

「もういいわ、でもあなたこんな魔力だけのステータスでどうやってスライムを倒したの?」


(なんだろう、この反応的にもしかしてこの世界の人たちって全員弱いのかな?それともこの世界のモンスター側が強すぎるってこと?そんなこと考えても意味ない、とっとにかく何か早く何か言わないと。)


「いやー実はー倒したって言ってもー逃げまどってるときに強そうな人が倒してくれたので、僕が倒したわけではないんですよー。」

「そうなんですか、ならそれは最近噂になってる伝説の最強剣士、スライムキラーかもしれませんね、まあとりあえずそこはいいです、確か冒険者登録と買取をしに来たんでしたね。」

「はい、そうですね。」

「じゃあまず冒険者登録から、そうですね…とりあえずランクの説明しましょうか。」

「ランク?」

「はい、ランクとは、冒険者における序列のようなものです。D、C、B、A、S、Zと分けられていて、Dは回復草などの採取。Cはゴブリンやコボルトなどのモンスターの退治。Bはゴブリンキングやコボルトキングなどの存在の退治。Aは大量発生を少数の人数での退治。そしてここからはものすごく強い人たちだけがなれるランクです、Sはドラゴンや厄災級のモンスターの退治。次に6つ国があったとしてその中に一人いるかもしれないというほどの幻の階級、Zはさっき言っていたスライムを倒せるほどの実力を持っている、国から直々に依頼されるランクです、ざっとこんなもんですかね、あなたは最初のDランクからのスタートになります。」


(なるほどなー銃は持ってるし、一応弾丸創造っていうスキル持ってはいるけど、使い方わからないから銃も使えないし、Dの薬草採取から始まるのはむしろうれしいかも。ってかん?この受付嬢さんの言い方だとドラゴンよりスライムの方が強いってこと?ちょっと意味が分からないんだが…)


「あの…ひょっとして…ドラゴンよりもスライムのほうが強いんですか?」

流石に疑問を抱き聞いてみると

「何言ってるんですか!そりゃそうですよ、なにせスライムは移動速度や攻撃力が劣っていますが防御力がものすごいんです、物理攻撃はほぼ効かず、魔法攻撃にも耐性がかなりある、それはドラゴンのブレスを食らっても無傷なほど、そのうえで寿命がない。なので長く生きた分魔力を体の中にものすごく蓄積していたり、その魔力でものすごい強さへと変異していたりとあり、かなりの間ずっと攻撃を食らったりしなければ倒されることはないんですが、こちらも倒すことが出来ないという、倒せないのにスライムは時間をかけて倒してくる、そんな強さがあるんです、わかりましたか?」


(まじかよ、そんなこの世界のスライムって強いの?今回倒せていたのも神が作った玉が強かったからの可能性が出てきたな。)


「まあ…わかりました、説明ありがとうございます、登録お願いします。」

「はい、ではこの紙に名前と始める職業、出身を書いてください。」


(どうすっかなー出身なんてないんだけど、もういっそそのまま日本って書くか?いやさすがにばれそうだけどなー日本を英語にすればそれっぽくなるかな、おー書いたら案外良い感じ、あとは名前に水都っとそして職業ねえ一応銃は持ってるし、ここはかっこつけて銃者って書いて…)


「終わりました、これです」

「はい、承りました、ん?」

あれっこれもしかしてJAPANって国がこっちの世界にないことに気づいちゃったか…?

「何ですかこの職業、じゅうしゃ?」

よかったー職業のほうね

「それはガンマンって呼びます。(俺が勝手に言ってるだけだけど)」

ボソッ

「へえーガンマンって読むんですか、なんかカッコいいですね!」


(カッコイイて言われた!嬉しい!!)


「では、登録料金の小銀貨2枚いただきます」


(うわーまじか登録に金かかるタイプの資格なんだ…そりゃそうかモンスターを狩るのに半端な登録方法だとだめだもんな、でもどうしようスライムから出てきたこの石でどうにかなるか…?)


「えっとー実は手持ちがなくてですねーそのスライムの…魔法石?の買取金額から払ったりできないかなーなんて」


(いやーさすがにスライムじゃ無理か?でもさっきスライムがこの世界で一番強いみたいな感じのこと言ってたし、どうにか足りてくれ…!)


「でき………るに決まってるじゃないですか!!あのスライムの魔法石なんですよ!?むしろ買取金額で節約をすれば一生生きていけるほどの大金が入ってくるんです!冒険者登録の登録金なんてその100分の1にもいかないんですから、でも…買取をするにしてもさすがに金額が大きすぎるので何回かに分けて分割で払いますがいいですか?」


(まじかよ!やっぱスライムはこの世界だと貴重な最強モンスターなんだな、てか一生分ってやばくないか?いくら少し節約しなきゃできないとはいってもさすがに最高すぎる、分割払いなら無駄なものも買いすぎないだろうしとりあえず泊まったりご飯食べたりするのもそれだけでできそうだし……)


「勿論オーケーです!」

「わかりました!ではまず冒険者登録完了です、この冒険者カードをお受け取りください、このカードはクエストを受注するとき必ず提示していただかなければ受注できなくなってしまうので大切に持っておいてください、それとこちら買取させてもらった分のお金です、登録料金はすでにその中から支払い済みですのでそのまま持って行ってもらって構いません、あと何か質問がありましたら言ってください。」

「いろいろありがとうございます、あと質問なんですけど、宿ってどこにありますかね…」

「ああ、宿なら……」




「はー疲れたー」


今水都は登録や買取を終え、宿のベッドに寝っ転がっていた。


「いやーこの世界の常識ってなんかもともと見てたアニメの世界とは結構違うなー。」


(あの感じだとほんとにスライムが最強のモンスターっていう認識らしいし、てか冒険者になるんだから戦い方を模索しないとな、それこそ弾丸創造とか気になるし明日いろいろ試してみよう、楽しみだなー。)



……

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