見た転生
初めまして、今回が初投稿となる酢頭です。小説ほんと初心者なのであたたかい目で見守ってください。
「こうして、ここがこうで...あぁ!ックソまた負けた」
俺は滝部 水都。
親に、ただ滝が苗字についているからという理由で、水都と名付けられた男。
そして今絶賛ニート、引きこもりだ、今やっていたのは対人戦のインターネットゲームで、どれだけやっても超弱いから負けまくる。
「なんで勝てないんだ、こっちはニートだぞ毎日5時間以上ゲームしてるんだぞ!」
と水都は子供のように画面の相手に怒りをぶつける。
「まぁいいや、6時間ぐらい転生系のアニメ見て心すっきりさせるか!」
水都は大のアニメオタクでもあり、ゲームで勝てないときはアニメでストレス発散の無限ループ。
親はもうすでに死んでいて一人暮らし、親が皆の想像するようなお金持ちであったため、遺産でどうにか食いつないでいる。
そんなゲームとアニメばかりでそれら以外は何もない毎日の中、「カップラーメンがないな...」
そう思ってよろよろの服で、おぼつかない足取りでコンビニへ向かった。
(暑いなーでもこんな時はなぜかラーメンがうまいんだよなー。)
水都は、久しぶりに出る外、そしてカップラーメンのことのみ考え下を向いて歩いている。
そう、下を向いているため前が見えず、そのうえカップラーメンのうまさをなぜか考えすぎていて、それは人の声や、トラックの音さえ聞き逃すほどである。
キィィィィィドン!!
と鈍い音が響き渡る、なんだこれ?と体から何かがぬけていく感覚のさなか水都はそう思った。
「熱い?いや痛い痛い痛い!」
(痛い痛い!、これ、血か?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ、死にたくない死にたくない死にたくな...い)
ようやく血が抜けていっているせいで痛いことと、このままでは死ぬということを悟ったがもうすでに遅く、意識が、深い闇へと落ちていった。
第2の人生の始まり
「なんだ、ここ」
そこには真っ白な光に包まれた謎な世界があった。
(やっぱり俺、死んだのか?)
「うん、そだよー」
「やっぱそうなのかぁってえぇ!?だれ!?」
驚きを隠せず水都はそう言う。
「はは!面白い反応するねぇそうだなぁ君の質問に答えるなら、僕は神様さ!」
と驚いている水都を見てくすくすと笑いながら目の前の女の子、神はそう言う。
(いやほんとか?こんな子供っぽいやつが神なのかよ)
というか
「いやどうやって来たんだよ!さっきまでいなかっただろ!あと心も読めるのかよ!」
「そりゃーほらー神様だし?」
「はぁ、まあそういうものなのか?まあでも神だしな、神だし」
と自分に二度言い聞かせどうにか納得した水都、そしてそれと同時にいいことを思いだした。
そう、それは、転生系アニメのことだ。
普通の転生系アニメを見ていない人ならあまり気付かないこと。
そういえばアニメでは死んだあと神のところに行って転生させてもらえるよな。
「おお、そうだったね君はそういうの見てたんだっけ説明するのは正直面倒だったんだ!じゃ簡単なことだけ言うね!」
と嬉しそうに神は言う。
そういえば考え読めるんだったわこいつ、と水都は改めて再確認した。
「はい!まず、今から行ってもらうのは結構一般人にはきつーい世界!だ・か・らー超つよーい武器と魔法あるから持っていっていいよ!!」
そう言って神が指をさした場所には大量の剣や魔法の魔導書?のようなものがあった。
(何だこの量どれを選べばいいかわからんな...、ん?なんだあれ。)
そこで水都が見つけたものは下の方に埋もれていた魔銃と書いてある札がついていた武器で、その見た目はどこか水都のやっていた対人の銃撃戦ゲームに出てくる銃を彷彿とさせる形であった。
すると選んだ直後に神が魔方陣?のところにグイグイと押しながらこう言った。
「はーいもう選んだでしょ、巻きでおねがいねーささっと異世界にいくよー」
「えっちょま..」
と水都の言葉は言い切る前に転移させられるのだった。
この小説を見ていただきありがとうございました、私は異世界転生系小説を書くことにあこがれていましたので今回、とりあえず転生するところまでを投稿することが出来てとても興奮しております、2話からは転生した先のことを書かせていただきますので見ていただけたら幸いです。