7話「ふぁーすときす!!いや〜んあおいちゃん!」
夏服開始だとよ
「六月といえどもあついねぇこのへんは」
「ホント! 全裸でもいいぐらいだぜ」
何気に危ない事言ったよね? 千穂?
…っと突然蘭が語りだした
「そういえば六月って結婚の季節じゃん」
「そうだね」
「結婚の季節だけにあおいちゃん!」
「なっ…なに?」
「ひとつ警告しよう」
「警告?」
「実は私の調査では…」
「蘭の調査ではなんなのよ?」
「あおいちゃんの事が好きな男子がいるんだ!」
一同「なんだってえええ!!!」
何度もいうがあおいは元男だ、気持ちは男、頭も男、体以外は男だ
そんな元男が男とつきあうこと自体特殊な属性でもない限り拷問だ
あおいは吐きそうなるけどなんとかガマンした。
「そりゃあ…さすがにないよね…蘭?」
「いや、私はみてしまったのよ、あおいちゃんの事を赤外線追尾ミサイルのごとく
追尾する男の子を!」
そりゃないぜ男となんか付き合ってあまるか
気色悪いうえに変な方向にめざめたら困る!
たとえ今体は女だとしても中身は男なんだ!
もし体が元に戻ったらそれからアッー!じゃないか!!
「だからきをつけてねあおいちゃん…」
「うん…」
「よしよしいい子だ」
なでなで…
「撫でないでよぉ…」
「いいじゃないのぉねぇ?」
「おっと! あたしのレーダーがLを探知した!」
「瑠璃、ここは去りますか」
「うん そうだね」
「まてお前ら助けてくれ!!!」
とりあえず俺の必死な抵抗と二人の救助のおかげで
辛うじてR18にはならなかった。
夕方
「ふう…帰るか」
千穂は部活に入ってるらしい いつものように駅で蘭と瑠璃とわかれる。
タッタッタッ…
(千穂いないと静かだなぁ)
(よっぽどあいつ騒がしいんだな…でもいなけりゃいないで寂しいかも)
はっ!? 何を考えているんだ俺は!?
まずい…何気に千穂の奴俺を洗脳しているんじゃないのか?
それとも蘭の仕業で今まで以上に俺を変態にしようとしているのか!?
そんなことはさておきまもなく家だ
だが事件はおこった
「あの…霧島さん…って貴女だよね?」
声は聞けばわかる男だ
ふりむくと黒髪で短髪でキレ長い瞳で引き締まった細身の体、同級生らしい
なので適当に回答する
「そうだけど?」
「僕は君が好きだ!」
「!!」
ちょ…ちょっとまて!!!
なんでいきなりストレートに来る!!!!
第一俺は男だてめえとなんかつきあってたまるか!!!!!!
「あおい! 好きだ!」
「好きだ好きだ好きだァァァァ!!!!」
「うるせええええええええ!!!」
うんこれは叫んでもだれも文句言うはずがない
しつこいうえにこいつと付き合ったら俺はHOMO化してしまう
ふざけんなあの絶望の状況から連合軍に日本が勝つのよりそれはありえないことだ!
「うるさい? おっと失礼僕としたことが」
カッコつけんなこのやろう!
「女の子は静かな人が好きなんだね?」
いや俺男だしてめえなんか論外だし
「ははっ ごめんよ」
「でもあおいちゃん、僕は君が好きだ」
勝手に話を進めんなあといつのまに下の名前で呼ばれてるし
ってかこれはなんかやばいきがしてきたこのままエスカーレトしていったら
いろいろとあぶない気がしてきた。
「あおいちゃん…」
「きゃっ!」
ギャァァァァァァだきついてきやがったぁぁぁぁぁこいつホントに
日本男児か品の無さはアメ公以上かもしれねえええええ!!!!
「あおい…」
なんで呼び捨てえええええええ!!!!!!!
そうだ…俺が抵抗しないからいけない、徹底抗戦だ!
「やめてよ! やめてってば!」
「あおい…」
あれ? 口でいってもわからんタイプ?
ならばぶん殴ってやろうか!
「やめてっ!」
パシッ
「ふふ、痛くないよ? これは僕の事が好きだって合図だね?」
「ちっ…ちが!」
ちょっと泣きそうになった
つーかこいつ頭大丈夫か?
ちゅ…
「!?」
「愛してる…」
(なっ…なんだとぉぉぉ!!!!!?)
ちゃらりー 鼻から牛乳♪
「いっ…いや!!」
なんか悲しかった…そして気持ち悪い…
なんか女々しい感じでいやっ!って言ってしまった
あおいは走って逃げた
「フッ…ちょっと彼女には刺激が強すぎたかな?」
「まあ彼女も僕の事すきらしいし、うんこれはいける!」
そしてー!!!!
自宅-
洗面所でアレをやるとバレるのでトイレでやった
そう…それは…
「おっ…おええええええ!!!!!!!!」
吐いた キモさに吐いた
ダッダッダッダッ…バタン!
そして部屋にこもって…
「畜生…とちくちょう…うう…」
泣いた、特攻以来始めて泣いた
あとちょっと学校行くの怖くなった
あの糞野郎いつかしばいたる!!!
…っと思ってもか弱い女の子の体なので報復できないあおいであった
哀れ
続く…
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