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4話「女の子にしかわからない! 謎の出血に死を覚悟するあおいちゃん!」

ある日だ 問題は世界史の授業中に発生した


(うっ!?)


(は…腹いてぇ…)


あおいは授業中に腹痛という名の敵に襲われる

 

(くっ…くそぉここ聞き逃したらテストやばいぞ畜生!)


(ガマンやガマン…)



(やっぱいたい…)

 

あおいは時刻を確認する


(よし! 授業終了まで30秒!)


(はやくっはやくっ!)

(きっと糞たまってるだけに違いない! はよ排出せねば!)

 

キーンコーンカーンコーン


(キタァァァァ!!!!)


挨拶が終わるとあおいはダッシュでトイレに向かった


「今日あおいちゃんなんか変だね」

 

「おなかいたそうだね」


「実はノロウイルスだったりして」


「いやそれはないでしょアンタらひでーよ」

 

 

 

そしてー!!!!!!!!!!




ダダダダダダァァァ!!!!



バタム!!!!!!!



(うおおおお!!!!!)

 ・

 ・

 ・

しかし糞など出なかった…だが!?


「はぅ!?」


ちゃらりー 鼻から牛乳〜♪

 

「ち…血ぃ!?」

 

(こっ…これは…)


(い っ た い な ん の 病 気 だ ! ?)

 

あおいは「アレ」なんて全くしらなかった

 

(これは…まさか腸の異常か!? いや腎臓か!?)

(とにかくあの腹の痛さは異常だ! そして出血…まちがいなく病気!!)

(早期に病院へいかねば!!!!!)


べつに普通に痛いだけであったがこういう状況になると

現実より惨状がひどく感じるのであった

 

(しかし…何 科 に 行 け ば い い ん だ!?)


(内科か!? いや骨がずれたのかも…外科か!?

 痔か!? 肛門科!! まさか俺の頭がおかしいだけ!?)

(とにかく 俺死ぬのかなぁ?)

 

 

「アレ」だとも気づかず死を覚悟するあおいだった

 

 

とりあえず教室へ戻る


「大丈夫あおい?」


蘭が心配そうに話かけてくる


「うん、なんでも アハハ」


(いや病気なんだけどね俺)


「昨日悪いものでもくったのか?」


千穂がやたら真剣な顔できいてくる


「いやそんなもの売ってないでしょスーパーに」


「てすよねー^ ^」

 

「大丈夫か?」


ただそれしかいわない瑠璃


「大丈夫だって アハハ!」

 

そして家に帰り再びトイレにはいると


(まただ!! また出血だ!?)

(やはり俺は早く病院にいかないと死に至る病気なのか!?)


父さんは仕事 母さんは同窓会があるらしい いおりも遊びにいった


今家にいるのはあおいだけである

 

部屋にもどろうとすると…


「ん?」

「うわっ!? いおりの部屋汚!」


「んもぅちゃんと片付けないとだめでしょ、もう」


なんかやたらお姉さんっぽいあおいであった

 

「ん?」


保険の教科書がちょうど「アレ」のページが開かれたまんま放置されていた。

「なんだこれ?」


「なになに…(中略)なっ…なんだってええええ!!!!」


あおいは笑った その顔は笑顔に満ちていた


「病気じゃなかったんだぁ!」


「あははは」


ガチャ


「ただい…お姉ちゃん…大丈夫?」


「はっ!?」


ちゃらりー 鼻から牛乳〜♪

そういえば下半身全裸だ…人生\(^o^)/オワタ

 

「…な〜んだお姉ちゃんたらパンツ汚れちゃったのね」


「だからかえようとしただけだったのに…」


「でもあの異常な喜びはなに?」


「ほっといて!」

 

こうしてあおいはまた一つ 恥をかいた




 

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