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1話「入学式で早速気に入られるあおいちゃん!」

まず 第一の問題が発生した


「どうやって着るのこれ?」

 

俺の頭の中は男だ、性格も男だ 体は女だ

でも基本は男だ

 

そんな俺がこの女子用の制服の着用方法知ってると思うのか?

知ってたら俺は変態だ

 

ガチャ

 

「お姉ちゃんまだきがえてないの?」

 

妹のいおりだ、なんか幼い、見た目から小学校高学年くらいだろ。

ランドセル背負ってるし。


着用方法不明に重なって新たな問題が発生する

 

女の子ってどんな言葉しゃべるんだ?

いやべつに男っぽくてもいいけどさすがに怪しまれるよな? うん

 

わたしか? う〜ん俺にしては真面目すぎか?

わたくし…お嬢様かよ堅苦しい!!

自分…軍隊時代は使っていた…でもこの姿でいうと厳格さがない…

僕…あれなんかかわいくね? でも変人呼ばわりされるだろう。

あたし…個人的に気に食わん却下

あたい…どんなだらけた女だ? 日本男児として却下だなこりゃ

うち…いやここ関西圏じゃないだろjk

わ…津軽弁なんか通じるわけない

おら…オッスオラ悟空!

おいら…おいらつるぴかはげまるく〜ん♪

おいどん…おんどいはもうダメですたい!

ウラー!…ん? ソ連の赤い奴ら?

ウリ!…俺は朝鮮人か



んー? まともなのが…わたしぐらいしか…

ってか後半なにこれ

 

とりあえず一人称は「私」にしといた。


「う…うん私着方わかんない」

 

なっ…なにやってんだ俺?


「お姉ちゃんったら〜 いいよ着せてあげる…フフッ」

 

目が危なっかしいぞいおり!!


いおり…やたら上手だ…さすが元々女だ…

でもなんだ…この敗北感は!!

  

鏡を見ると紺のブレザーにチェックのスカート…

なんだこれ? 

 

…あそうかここ平成か聞く話では平成の前の時代が昭和らしい。

俺の時代よりひとつ後の時代だ、当然服装や生活がかわってておかしくない。

 ・

 ・

 ・

「いってきます」

 

とりあえずそういって学校へむかう…はぁ…

 

てゆーか今気がついた…なんか現実と違うような…うんアニメっぽい

なんなんだいったいそもそもなんで俺は女なんだ…

 

「ん?」

 

(あの眼鏡女の仕業かぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!)

(バカッ!バカッ! そしてバカッ!)

 

(…なんて考えるけど怒っててもしかたない…

 素直に高校生活でも送るか) 


こうして霧島葵海軍中尉は高校新一年生の15歳の女の子!「霧島あおい」として

高校生活をしかたなく送る羽目になった。

 

そしてー!!!!!!

 

「県立神風高校…」

(うわー特攻作戦で死んだ俺が入学するのに丁度いい名前だ〜)

(まちがいなく戦争起こったらここの高校の学生が最初に出陣するよ〜多分)

 

なんだかんだあって体育館に入場、吹奏楽部の演奏が響く…

うまいな軍艦行進曲でも演奏してくれないかな?

 

全員が集まると…吹奏楽部は演奏をやめる

 

「国歌を斉唱します、お起立お願いします」

 

ダッ!!!

 

「あ…あれ?」

 

クスクス…


(なんで俺だけぇぇぇ!!?)

 

生徒で起立したのはあおいだけだった

とりあえずあおいは恥ずかしげに座る

 

(スタートからいきなり恥じかいたもうだめかもしれん…)


恥ずかしそうにあおいがすわると隣に座ってた女子が話しかけてきた

 

「ドンマイ! そういうことだってあるさ! あはかわいい」

 

まて!最後の「あはかわいい」ってなんだよ!

とりあえずその子のフォローのおかげで入学式は適当にすごせた。

 

その後教室へ移動、どうやら俺は1年1組らしい

 

「おう モ前ら! 俺が1組の担任になった小倉啓次郎だ!

 ヨロシクな! モ前らとの生活が楽しみだぜ

 女子の体育の時間が楽しみだぜ!」

 

(へっ…ヘンタイだぁぁぁぁ…)


俺の担任は変態らしい

 

こうして一日目がおわる…なんでだやたら疲れた

 

帰ろうとしたらさっきの女の子がきた

黒髪ロングだ…かわいい

 

「ふふ あおいちゃん…だよね?」

 

「えっ? う…うんそうだよ」

 

なんだーなんのようだー

 

「今日はドンマイだよ!」

 

その話はもうやめてくれ! ってか国歌斉唱の際起立しないほうがおかしいだろ!

 

「アハハ…ドンマイだよね…アハハ…」

 

穴があったら入りたい

あのまま死んでたほうがよかったかも

 

「3年間よろしくね 私は藤堂蘭(とうどうらん) よろしくねあおいちゃん!」

 

「うんよろしくね」

 

てかこいつはなんで俺の名前を知っているんだ?

…って大体理由はわかる…

後ろで糞親父が「あおい日本人として最高の女の子!!」なんて叫ぶからだ恥ずかしい

あの糞親父め!!!だいたい国家斉唱の際起立は当然だ!!!

 

ガシッ

 

蘭が手を握ってくる

 

「また明日ね」

 

「う、うん!」

 

顔は笑ってる、しかし心ではわらえねえ…

 


電車に乗り三駅ぐらい移動する

降りた

外でた


バス乗った


蘭はバスを降りようとした

蘭は手を振る

俺も手を振る

 

蘭は去っていった…

 

俺は次の停留所で降りる


そして帰宅した

 

ガチャ

「ただいま」


「おかえりなさい」

 

帰ったら制服のままねっころがった

 

 

「はぁぁぁっ!!! 疲れたっ!!!」

 

 

もうこれから大変なのは目に見えていた。

 

 

続く! 続くんだ! 続くよ!!! 続くんですか!?

 

いえ続きます…



 



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