漢字の部首 冬 降
今回は一応、調べられた漢字に対する小話。
冬の部首は『冬がしら』と呼ばれる。
頭が冬だからと言う意味だ。
夏の部首は『夏足』と呼ばれる。
当然足の方に来ているからだ。
まあ両方『夂』で『ちぶ』やら『すいにょう』やらの別名が有る。
で、『冬』と言う漢字なんだが、下の点々は『母』を表す様だ。
冬に母が下りてくる。
当然山の神の事だ。
『夂』この部分、山を表す象形文字だ。
これが分かったのは降りるの『㐄』と言う部分が神を表す文字の一つじゃないかと言う仮説から。
『㐄』『舛』『粦』『舜』『鱗』『夅』『降』『韋』『偉』『違』などなど。
『舛』は『そむく』と読む『背く』『叛く』の異字体と考えて良い。
『夕』の『㐄』は『酉』が『ゆう』と読む事からも、西の国と言う意味が有ると思われる。
『違える』『たがえる』にも『㐄』が入る。
『降嫁』と言う言葉が有るが、「皇族・王族以外の男性に嫁ぐこと」では無く、山の神が嫁に出た事からだ。
因みに『夏』の上の部分は『夓』と『白』や『臼』が異字体に使われていて、明らかに朝廷や国、あるいは世界を表している。『興』や『與』等と同じだ。
『峰』と『降』も『こざとへん』が山に置き換え可能な事が分かると、下の部分も置き換えている事が分かる。『主』と同じく『丰』は『三皇』辺りを簡略化した文字の一つだろう。




