品
さて、前回は『理義字』について重点的に触れた。
今回は『品』についてもう少し掘り下げる。
『品』の読みは『別嬪』の『嬪』と同じで明らかに女性だと言う話を前回にした。
この『ひん』と言う発音の起源について。
日本語では『ん』と言う発音が無かった、と言う話から事実が浮き上がる。
『ひん』は昔は『ひぬ』と呼ばれていた。
正確には『ひな』が『ひぬ』に変わり『ひん』と呼ばれるようになった。
『ひな』とは何か、当然『雛』の事だ。
ただ、これは鳥の子供の事では無い。
『人』が『妃徒』や『日徒』であったように、『雛』も『妃那』や『日那』あるいは『妃姉』『日姉』だった。
『ジョセフィーヌ』等は、『Joseph』と『日那』を合わせた造語だと言う話だ。
そして、これが『ひん』のまま使われた物が有る。
『ドラゴン』の『ドラ』を三位一体と言いながら、三文字だけ使った言葉だ。
『ドルフィン』まぁ『海豚』の事だが、『ドラ』と『妃那』を繋げて読んだだけの物だ。
古代の日本語で女性を表す『妃』と二人称の意味を表す『那』が『日那』になり、人の名前等を通して『品』になり、更に足ひれを表す『fin』になった。
『便箋』や『瓶詰』等『ひん』が訛って『びん』となった物は多々ある。
さて今回はここら辺で
『Fine』
『fin』『Fine』『fish』『final』『finish』
『I'm fine』




