亀 神
今回は『亀』について。
『亀』と『神』発音が似ているので奇妙に思っている人も居ると思うが、『亀』の発音『かみ』は恐らく後世で寄せていった物だ。
『亀』と言えばインドの地球図が有名で、亀の上に象が三匹乗り、『半球状』の世界を乗せ、蛇が全体を覆っている図が有る。
ここから読み取れるのは、世界が球体だと知っていた事。
そして、『亀』は風刺であると言う事だ。
大地母神の事を『亀』として表した、『マット』が下敷きであるが故に。
『亀』とは、首を隠す者。
以前、『亡』と言う文字は、『七』つまり『匕首』の首が偽物に取り換えられたと言う話をした。
他にも『亡』と言う字から、『匸』『かくしがまえ』と言う部首が誕生している。
例えば『区』この漢字は『匚』『はこがまえ』では無く『匸』『かくしがまえ』である。
中に隠されているのは、当然話の流れの通り、『首』だ。
ここで使われている『メ』は『女』で、女性の事だ。
旧字は『區』だ。
中に入っているのは『品』『しな』で、これは『支那』の事を表す。
この文字は、三つの『くち』ではなく、『くにがまえ』で、三皇の事だ。
『匸』と言う部首でなければ意図が理解できなかったところだ。
『理義字』と呼ばれる文字が有る。
これは、同じ文字を複数書いて新しい意味になる物だが幾つか例を出そう。
『林』『森』『姦』『品』『晶』『叒』『㐂』
林のみ『理義字』を理解して貰う為に出したが、他の物を見ると、全部女神の事だと分かるだろう。
『日』は『妃』、『女』はそのまま、『又』は『母徒』、『七』は『匕首』や『ティアマト』と言えば分かるだろうか。
『森』も『照』が『tree』にされている節が有る、そして今回の話、『品』に続く。
『品』が女性の事を表していると言う話は、『ひん』と言う読みが『牝』と同じ事、『品位』『品格』『品行方正』など、明らかに人にしかかからない言葉に使われている。
『別嬪』の『嬪』と発音が同じなのは漢字が出来る前は区別していなかった事を表している。
更にもう一つある。
三つ目は『山』の話、『陸』に使われている『こざとへん』は『岐阜』の『阜』が簡略化された物だ。
では、『都』に使われる、『おおざと』はどうかと言うと『邑』と言う字の略字だ。
『邑』には、『都市国家』と言う意味が有る。
『ポリス』と言うギリシャの『都市国家』を思い出せばわかると思うが、三つの『くにがまえ』で『都市国家』更には『品』との類似性。
『こざとへん』と『おおざと』が同じ形で、明らかに『山』あるいは『丘』を表している。
『偶然も三つ重なれば必然』とはいうが、『かくしがまえ』なんて明らかに胡散臭い名前の部首が有る時点で三つ重ねる必要も無いだろうか。
蛇足
前回に『精霊』の話をしたが、『霊』の旧字は『靈』と書く。
『雨』『品』『巫』の三つで構成されている。
横並びだから一見違う様に見えるし、旧字にされてからは目に触れる事すらないだろうが、『三皇』『宗像三女神』の事だ。
『巫』と言う文字も、『比売命』と言うのを知っていれば、『天秤』の事だと言う事が分かる。
『天秤』と言えば、エジプト神話の『マアト』と言うのが『天秤』と関係が深い神として描かれている、『婆徒』と『婆姉』を天秤にかけたとかなんとか。
もう一つ、『かくしがまえ』と言えば、『医』と言う文字もかなり胡散臭い。
『doctor』以外に『medic』と言う単語が有るが、明らかに『mart』が変化した形で男神崇拝に汚染される以前から職業として存在した事が分かる。




