王権神授説
今回は『王権神授説』について。
『王になる権利を神に貰ったんだ』と言う話なんだが、これは根本的に間違っている。
『権』ではなく『剣』の方がより近い。
『アーサー王』の伝説では『剣』を持つ物が王になるとか『王者の剣』なんて言葉も有る。
『鞘は身につけていると傷をうけない』なんて話もだ。
だが、これの元の意味は嫁入り道具に過ぎない。
結納品の対価で嫁入りする女性に、冷遇されて生きるのが辛かった時の為に自害用に剣を渡した。
で、これが嫁入りしたにもかかわらず、古里に侵略戦争吹っ掛けようとしてたら殺す為の刀になった。
鞘が付いていると傷を受けないと言う話はここから。
『懐刀』で調べれば女性が帯に挟む短刀だとか婚礼に持たされるとかと言う話は出て来る。
『あいくち』を漢字で書くと『匕首』何処からどう見ても七つの首に見えるが、中東に日本人が嫁いで『剣』を渡していた事が良く分かる。
あくまで自害用の短剣に過ぎないから、する必要が無ければ王に渡してしまっても構わないと言う話。
壁画に残っている明らかに長さが足りない剣を信仰する文化が残っているのも日本にしか製造技術が無かったから。
この辺りは鉄が『アイアン』やら『アイロン』やらと呼ばれていたり『失われた金属』と書かれる理由だろう。
日本で最も有名なのは織田信長の嫁、濃姫の話。
噂通りのうつけなら殺せと言って匕首を渡した話が残っている。
追記
シュメール神話の『エンキ』が持っていた物がそれに当たり、『閻魔大王』の持っている物も同一。
その後『笏』として支那で広まり、日本の公家が持っている絵が描かれているのも同一起源。
神仏習合の頃に誤った文化が日本に渡来したようだ。
『王笏』としてペルシアの王族が使っていた記録も残っているが、これの起源も同一で『閻魔大王』だ。




