アーク
聖櫃や箱舟等がアークと呼ばれる。
だが、アークと元々はカルト宗教の用語では無い。
『歩く』と言うのが変質して行った結果アークに変わった。
『歩く』は最初『Arc』になった。
その後フェニキア文字の無音の母音『h』が付き、『arch』になる。
『arch』は『橋』と言う意味で使われていた。
そこからやがて『円弧』を経て『門』と言う意味で使われるようになり、ギリシャでは『monarch』や『oligarch』などの支配者を意味する単語に使われ始めた。
他には『弓』を意味する『archery』に使われていく。
『聖櫃』『箱舟』を意味する『ark』は『c』が『k』に置き換わる地域が有っただけだ。
『歩く』が語源だった事を示す証拠としては、『橋』以外にもある。
『行進曲』を意味する『march』だ。
『m』が何故付いているのか?と言う問いにはこう答えよう。
『Mārs』+『arch』だからだと。
シュメール人が軍神マルスになったのだが、『s』が付くのは複数形だからだ。
なので『s』を外して『mararch』と言う綴りになる。日本語的発音だと『マーアーチ』だろうか。
『r』が伸ばす文字として認識されている地域が有るのだが、当然だが面倒なので削られるようになる。
『maarch』になる過程は分かるだろう。
で、英語の母音を見てみると分かるのだが、母音が二つ連続する場合片方しか読まない。
両方同じ文字だから『a』は一文字で良いよね、と言う話で『march』に落ち着いた。
一見乱暴に見えるだろうが、『オクタヴィア』から『オクタヴィアノス』になった時に『a』が一文字削られている事を知っていれば、違和感なく理解できるだろう。
『アルカディア』は『Arcadia』と書くが、『arc』に『oct』が『octa』になったように『~の』と言う意味で変化させ『メディア王国』から『dia』つまり、『ダイアナ』や『デウス』の語源となった物を付けた形になる。
他にも『アーケード』『アルカンシェル』や創作で『アルクエイド』なんて物も『歩く』が語源だ。
『アルカンシェル』についてはもう少し追記が必要か。
『Arc en Ciel』がその綴りだが、これどう読むだろうか?
『アルカンシェル』では無く『アークエンジェル』も読めるのが分かるだろう。
『アークデーモン』も同じ語源だ。
因みに『ラルクアンシエル』もこれが語源。
『円』や『縁』が『アン』と言うシュメールの神を意味する言葉と混同され、エンジェルの表記が『e』と『a』で揺れている。
英単語の宝石『jewel』、フランス語の天『ciel』、英語の下着『lingerie』もエンジェルの『ジェル』だ。
古代エジプトのエジプト第1王朝の第3代ファラオにジェル『Djer』と言う名前の人物が居るがここら辺が語源か。
もっとも『wel』に関しては別の語源も有ると思うが。
少し脱線しすぎなのでここまで。
ギリシャ語やギリシャ滅亡からディアドコイ戦争の用語等を知るとより『真実の歴史』を探求する足掛かりになる。
興味のある人は調べてみて欲しい。