シュメール
歴史を探求するうえで、最も重要な事は『シュメール』を知る事である。
『シュメール』が言葉として出て来るのは文明の名前としてだけだ。
だがシュメールを意味する言葉が他にも重要な部分に出て来る、その言葉が『メールス』だ。
火星の事をMars、ローマ神話の軍神Mārs、キリスト教の禁断の果実を指すラテン語malus、ローマの暦のヌマ歴の一月Martius。
これら全てがシュメールを指す。
つまりシュメール人から火の使い方を教えて貰い、シュメール人が作った果樹園で盗み食いをし追い出され、全ての文明の始まりの地として一月の神としたという事がこれらの言葉から分かる。
どうだろうか?シュメールを知る事が歴史を知る為の第一歩と言っても過言ではないだろう?
続いてシュメール神話に付いて記す。
シュメール神話にはイナンナ、キ、リリト、アンズーが出て来る。
中でも『アンズー』を知る事はもっとも重要な手がかりだ。
『アンズー』には複数の呼び方がある、アン・アヌ・アンズーの三つだ、これらが出て来る別の言葉を調べてみよう。
英語の不定冠詞anと複数形のs、英語の数字oneとtwo、フランス語の数字unとdue。
これらは言語が出来るより先にシュメール文明が存在していた証拠となる。
一月の神が軍神マルスになる理由が良く分かるだろう。
さらに続けよう、アンズーは神を表す言葉だ、そしてアンは一を、ズーは複数形を表す事を念頭に入れ見てみよう。
中国語の王、トルコの地名アナトリア、初代ローマ皇帝のオクタウィアヌス、フルリ人の貴族を意味する言葉マリヤンヌ、ギリシャ神話からウーラノス、クロノス、オーケアノス、ローマ神話からディアーナ、ネプトゥーヌス、ウゥルカーヌス、ヤヌス、サートゥルヌス、スムマヌス、フォルトゥーナ、ポーモーナ、ファウヌス、ルーナ。
どうだろうか?沢山のアン・アナ・アヌとそれの複数形アノス・アヌスが発見できるだろう。
これらが表す事は王や貴族とは神の事であると言う単純な事実と多神教の正体だ。
アノスの表記に付いて追加で説明する。
イタリアには男性名詞と女性名詞が有り、aが女性系oが男性系に別れる。
これとは別にuは男女の区別をしていない形になっている。
英語のusは男女の区別をしない一族名としてローマ人が名前の後にusを付けた事から出来た。