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1章 創作の意欲を深める

 この記事を読み始めたあなたは、既に創作をされているか、これから創作をしようと考えているところかと思います。

 

 さて、あなたはなぜ創作に興味を示したのでしょう。


 創作をする一般的な動機というのは、次のようなものが挙げられると思います。


<自分語り系>

・自分が感動したこと、面白いと感じたことを残したい。伝えたい。

・ひいては、自分の考えたこと、体験したことを残したい。伝えたい。

・自分の考えの整理のために、文章としてまとめておきたい。

・自分にとって一番面白い、興味深い物語を創作したい。見てほしい。


<他者評価系>

・他の人を感動させたい。あっ!と言わせたい。

・自分の作品が誉められるのが嬉しい。

・自分の作品を通じて、自分に注目してほしい。

・自分の作品を通じて、他者と繋がりたい。



 もちろん上記を複合的に満たす場合が多いと思います。


 上記の全ての動機について言えるのですが、恥じるべき動機ではありません。この世界には本が溢れています。そして、SNSやツイッターの発達など自己発言の機会は増えています。


 誰もが自分を発信して誰かに聴いてほしい願望を抱えているのです。当たり前の欲求です。人の迷惑にならない限り、ためらう必要はありません。

 文字と声に親しむ人間として当たり前の欲求が、皆より強いだけなのです。

 

 あなたの意欲を、自己顕示欲、ナルチシズム、承認欲求、征服欲だの軽蔑しようとする声が内外から聞こえてくるかもしれませんが、気にする必要はありません。


 あなたは今、小説という自分も他人も楽しめる形で文章を残そうと、偉大な一歩を踏み出そうとしているのです。自分の声と見地を、鮮烈な形で確からしく刻もうとしているのです。自分史で誇るべき素晴らしい功績ではありませんか。


 上記の動機一覧を見て当てはまるものがあれば、その聖なる気持ちを大切にしてください。動機は多い方が、創作を続ける原動力になるはずです。


 また、創作を思い立った動機には、あなたの生い立ちが関係しているかもしれません。


 「もっと認められたい」「何かを残したい」「誰かと繋がりたい」「忘れたくない」「伝えたい」「解き明かしたい」「面白がらせたい」……。


 その切実さが見出せるのなら、なおのこと動機を大事にしてください。創作は、あなたがより自分らしく本質的に生きるための助けになるかもしれません。


 もしも創作を続けていて、挫折しそうになったのなら、書こうと思い立った時の閃きと胸の熱さを思い出して、歩み続けてほしいと思います。

 

 さて、導入の激励はこれくらいにして、あとの章では創作の具体的なコツについて一貫して言及します。

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