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二十五分の一の感情

作者: 水無瀬 雫

たった二文字の言の葉を

綴ろうとして綴れない


いつから私はこんなにも

素直に感情を表せなくなった


それは心が摩耗したからではなく

無為な照れと気恥ずかしさと

少しばかりの空虚と寂寞を感じたせい


それはきっとさ行のウの段の音と

それはきっとか行のイの段の音


一文字一文字は簡単で簡素で

時間にすれば一秒もないくらい

だけどだからこそ

その音を綴るのは難しい


遠回りの回り道

この感情は貴方には届かない

届かせられない


愛しいとそう思えば思うほど

言葉に出来なくなる想いを

日ごとに強まっていくこの思いを

いつか僕は君に伝えることが出来るのだろうか

「す」「き」


……50音につき2/50な感情。

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― 新着の感想 ―
[一言] 初感想失礼します。 痛いほどに、この詩に共感しました。感動しました。泣きました。 片思いかな、相手は誰なんだろう。友だちかな、恋人がいる人なのかな。同性なのかな。 なんか色々考えてしまっ…
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