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ニート最強伝説の始まり

~Ⅰ~


 くだらない人生だった。

 ただ勉強やスポーツだけを押し付けられる学生生活。

 学力という物で優劣がきまり本質など一切理解されない箱庭。

 

 そこの中で俺は劣等生という烙印を押され、親にも呆れられ、大学もいけず、高校を何とか卒業してもロクな就職先も見つからず。


 結果、俺はニートになった。

 家に引きこもりネットとゲーム三昧。

 親は早く就職しろと口うるさく言っていたが部屋に閉じこもり俺は耳を塞ぎ続けた。


 全くもってくだらない。俺の本質を理解してくれるものなど何もない。本当に嫌になる、

 そんな俺にネトゲは最良の癒しだった。

 さらにその合間にみるラノベや漫画も――。


 異世界に転生。その響きは至福。もしそんな事が起きるなら、その世界こそが俺の本領を発揮できる舞台となるだろう。


 そんな事を思っていたある日、クソオヤジが無理やり俺の部屋に入ってきて荷物をまとめ始めた。

 なんでもリストラされてもう俺を養う余裕がないとか。全く勝手な話だった。俺を勝手に産んでこんなみじめな思いをさせておいて、ついには子育てまで放棄する。


 その時点で俺にはもうこの世に未練はなかった。支度金にしろともらった何の足しにもならない金を使い、ホテルて適当に数日間過ごした。


 愛用のノートパソコンをホテルのネットに繋ぎ、ギリギリまでゲームを楽しんだり、適当に動画をあさったり、最後にやり残した事をやっておこうと考えたけど、俺がやり残した事なんて、改めて思うとどうでもいい事だった。


『土力 野人さん今度の試合の意気込みを――』


 テレビを何となくつけたらニュース番組がやっていた。インタビューを受けていたのは最近話題になったボクサーだった。

 多くの負けを経験しながらも挫ける事無く努力を続け、次は世界戦だそうだ。

 

 その事がまるで美談のように描かれている。

 はん! くだらないな。こんなのは結果論だ。努力が実ったなんていえば格好いいけど、その影には同じように努力しても報われないやつだっているんだよ。


 ホントくだらねぇ!


 俺しかいないその部屋で、一人で叫びあげた。そして、コンビニで買った酒を一人で煽って最後の晩餐を楽しんだ。

 こんなのが最後の晩餐だなんて、まぁ俺らしいよな。


 そして次の日の朝。目覚めたおれは宿泊していたそこの窓から飛び降りた。

 迷いもしなかった。もしかしたら昨晩の酒が残ってたせいもあったのかもしれないけど、後悔なんてしていない。

 

 地面に衝突する直前、誰かが通り過ぎた気がした。多分あたった事だろう。だけどまぁ運が悪かったなとあきらめるこった。


 そして、俺は気が付くと白い、とにかく白い空間にいた。

 そこにはこの空間のように、白いローブに包まれた爺さんがいた。

 俺は直感した。

 これは神様だと。


 そしてきっと俺は転生するんだと。

 その俺の予感は的中した。

 神の手で俺は転生の機会を得て。

 ある貴族の家の息子に生まれ変わる事が出来た。


 ご多分にもれず幼児期を神童と呼ばれながら過ごした。まさしく俺が小説でみた通りの展開だった。


 神の力で言葉も最初から理解する事ができた。この世界には魔法もあれば魔物もいる。

 だが俺は神から与えられたチート能力のおかげで、ステータスの値はバカみたいに高かった。


 勿論そんな事がバレたらやっかいそうなので、隠蔽スキルで見た目にはちょっと優れているぐらいの子供を装ってすごしたが。


 そしてある程度成長したところで、俺にはこのまま貴族の息子として無難に暮らすという道もあったが、それを放棄して冒険者になる事を決意した。


 俺のこの力は冒険者でこそ発揮できる。そう信じて疑わなかったからだ。

 その予想はやはり的中した。


 最初に受けた依頼である森の薬草採取もあっさりこなし。グレーウルフなんて魔物も一撃で打ちのめす。


 商人の護衛を務め、山賊から荷を守る。こんな仕事も俺にとっては余裕だった、

 そして手にした金で獣耳の奴隷を買い、奴隷である身分など気にせず対等に扱うことで見事に惚れさせる。

 勿論その日は俺の童貞卒業の日でもあった。


 俺は奴隷を手にし、そして数多くの依頼をこなすことで、並みの冒険者であれば到達するのも難しいとされるSランクの称号さえもあっさり手に入れた。


 その後も、あるときはオークの集団からエルフを救い出し惚れさせ。

 あるときにはドラゴンの退治に向かい女騎士を惚れさせ。

 

 そしていよいよ諸悪の根源とされる、魔王の城を訪れた。


「まさか人間風情がここまでやってくるとはな」


 玉座に座った魔王はとにかく偉そうだった。自分が人間なんかにやられるわけがないと、そんな自信さえ匂わせる。


 だが、この魔王は俺の隠された実力に気づかなかった。隠蔽で魔王の持つレベル135より、ほんのちょっと弱めに設定したのが効いたのだろう。

 実際の俺のレベルは1,350,000,000で桁が違いすぎるんだけどな。多分本気出せば指一本で粉砕出来るレベルだ。


 だが俺はそんなことはしなかった。仲間と協力して、わりと苦戦してますみたいなフリをして、上手いこと戦った。


 勿論これには理由があった。なぜなら魔王が……見た目可愛らしい幼女だったからだ。俺が集めた女にはまだ幼女はいなかった。


 だからこの際、幼女魔王もハーレム要因に加えようと思ったのだ。


ゴットブレイズ(荒れ狂う神炎の)テンペスト(衝撃)!」


 俺の手から発せられた光り輝く神の炎が、魔王に降り注ぐ。そしてこれが決め手となって、俺は勝利を収めた。


「ヘヘっ燃えたろ?」


 俺がそう決め台詞を吐いたら、周りの仲間|(ハーレム要員)たちがキャーキャーと騒ぎ立てた。皆の眼は完全にハートになっている。これは今夜は眠れそうにないな。


「クッ! 殺せ!」


 敗れた魔王がなんとも定番のセリフを吐いてきた。全く判りやすいパターンだぜ。

 

 だから俺は黙って踵を返す。俺の背中には惚れ薬が仕込んでいるのでは? と思えるほどの魅力が漂っているはずだ。


「貴様! 我に情けを掛けるというのか! ふざけるな! そんなもの! そんなもの……」


 フッ。予定通りだぜ。そして俺は振り返り憂いの瞳を浮かべてやる。


「俺に……お前は殺せない。魔王とはいえお前は女で……しかも、美しい――フッ、俺もまだまだ甘いな」


 するとドキッ! て感じで魔王の両頬が紅く染まった。そして当然、これで魔王も俺のハーレム要員として加わった。


 へっ、異世界といったって俺に掛かればこんなものだぜ。全く楽勝すぎてへそで茶を沸かしそうだ!


 因みにもし魔王が男だったり化けもんだったら問答無用でぶっ殺してたけどな!





◇◆◇


 魔王は処女だった。それに興奮して十発は発射したな。ついでに後ろも開発してやった。全く魔王とかいっても所詮見た目幼女だ。


 勿論見た目だけだぞ? 年齢的には全然セーフだ。


 ちなみに魔王を打ち倒し更に仲間にもした事で、王様は大喜び。

 歓喜の宴は王国全土で一ヶ月以上続いた。基本的に異世界は娯楽が少ないから、こういった事を理由に英雄の凱旋を祝って大はしゃぎだ。


 しかも、宴もおわったところで王の娘、ようは王女だが、そのしかも三姉妹を嫁として娶って欲しいと頼まれた。


 だが俺は断った。王様とかは柄じゃないしなんか面倒そうだったからだ。

 だけど、時折その三姉妹を交えて暇つぶしにダンジョンに潜って強力な(俺からしたら楽勝な相手だが)魔物から助けるふりをしたり、格好良く打ち倒したりしたら案の定、姫三姉妹も俺に惚れた。


 だから当然その三人も喰った。勇者の俺様から愛されて彼女たちも嬉しそうだった。

 結婚なんて考えなくていいから一生尽くさせて欲しいだそうだ。

 この三姉妹はツンデレ、爆乳、ロリ系とタイプも違い俺を心底楽しませてくれた。


 その後に関しては、基本的には。

 ダンジョンに潜る。

 宝を得る。

 帰って女達とヤル。

 冒険者として依頼をこなす。

 報酬を得る。

 帰って女達とヤル。


 そんな事の繰り返しだった。因みに避妊魔法はしっかり掛けてるから中に出しても問題はない。

 子供とか産まれても面倒だしな。


 さて、そんな暮らしを続け、気づいてみれば五年も時が過ぎていた。


 なんとなくだが、この暮らしにも飽きが来てる気もする。

 最初はあれだけ猿になったものだが、五年も経つとそれもマンネリ化してきた。


 う~ん、そろそろ新しい奴隷でも手に入れるかな……。



 そんな事を考えつつ、俺は今日もダンジョン攻略を終え、帰路についていた、

 今日は久しぶりにハーレム要員総出で出てきていた。

 今日の獲物は火竜山に潜んでいたヴァーニングドラゴンだった。レベル98で王国の冒険者じゃ千人集まっても倒せないドラゴンだが、俺がちょっと本気出せば指一本で大陸の反対側までふっとばすことが出来る。


 何せ俺のレベルは1,350,000,000だ。おかげでこの程度のドラゴン倒しても経験値が一ミリも増えないのが難点だけどな。

 まぁそもそも最強の俺を相手にできる奴なんてもういないわけだし、経験値の事を考えても仕方がないわけだが。


 さて、今日も王様が用意してくれたマイホームに戻って、全員を相手に腰を振るうか、レベル1,350,000,000の俺の腰の動きはハンパじゃないけどな。


「あの、ちょっといいですか?」


 すると俺がハーレム要員達と帰路に付いている途中、ふと後ろから声を掛けられた。



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