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変態神様と淡白少女  作者: 月元 希実
始まり
5/6

story5

「こんなにか?」


「すみません。アルバート様が溜め込んでいて…」


 この大量の書類は、アルバート様が独自に作った空間に隠してあった、半年前のものである。

 本来この仕事は半年ほどでこなさなければならないものである。そのため急いで処理、整理をして月神アラン様の元へ届けに来た。

 アラン様はこの神城の警備、神に仕事を振り分け、管理、監察を行うのが仕事だ。


「アルバート様もお忙しいのだろう。ちょうど五大自然神もいる。手伝わせよう」


 期限ギリギリの仕事を渡してもアラン様はいつも文句一つ言わずに主君のフォローをする。なんという忠誠心…。


「申し訳ないです。私の注意不届きでした」


「いや、アルバート様にこんなに仕事を回している人間が悪い」


 …言っちゃうんですか、それ。

 神の仕事に人間の願いをかなえる仕事がある。これは中級神、前世で言う神社の神様、ここでは祈祷場の神様が行う。それ以外の場所での祈りや願いを聞き入れて的確に専門の神に仕事を振り分けるのが主君の仕事だ。

 まあ確かにこんなに書類があるのは人間のせいではある。が、全てを人間に押し付けるのはどうか…。


「何だその目は…。冗談だ」


 冗談に聞こえません。


「あ、五大自然神呼んできます」


 五大自然神、すなわち火、水、風、雷、土の神のことだ。太陽神、月神の次にえらい神様である。


「あぁ、頼む」


 これも我が主君のせい。これくらいはしないと。


「あ、フェニックス様、メアリーさん」


 ちょうどいいところに、と話しかけようとすると、火の神フェニックス様がメアリー様の後ろに隠れた。

 見た目年齢12歳。精神年齢10歳のフェニックス様。極度の仕事嫌いで、物事をよく考えずに突っ走るため、よく怪我をしてメアリーさんに泣きついている。


「め、メアリー、俺はいないってあいつに言ってくれっ」


「主様何故ですか?」


「あいつが来るときは碌なことがないんだよ」


 失礼な。確かに私がフェニックス様に会うときは大抵大変な仕事を持っていくときだ。


「ごめんなさい、アイリーンちゃん。主様はいないの」


 …主君に甘い人がここにもいた。


「アラン様がお呼びです。大分仕事が溜まっておりますのでお手伝いお願いしたいと。尚、今回の仕事が今日中に終わらないと、仕事が二倍になります。…とフェニックス様に伝えておいて下さい」


 さて、これでフェニックス様は行くだろう。あとは四人。

月神

アラン

銀髪のさらさらヘアー。

アルバート絶対主義。

レオナルドとは仲がいい。


火の神 眷属:太陽

フェニックス

五大自然神の一人。

短髪の緋色の髪の少年。

経験不足なところがあり、よく突っ走って怪我をする。





筆者:遅くなって申し訳ないですっ。

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