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信じない

裕也は引きこもっていた

仕事も辞めた携帯やパソコンは電源を入れてない

実家に帰ったあの日以降

犯罪者のレッテルを張られている気分だった

もみ消してはもらったが気分は晴れない

この状態がもう三週間経った

「ん..今何時だ..」

時計を見る

「..腹減ったなぁ..」

冷蔵庫の中身を見るが何も入ってない

「...なんか取るにしても飽きたな...」

「しょうがないコンビ行くか」

久々に着替え車に乗り込み近くのコンビニに向かう

(人の目が痛い...怖い...)

早めに買い物を済まし帰宅した

「..あっち...」

久々の食事はうまかった

横になり

「これからどうすっかなぁ...」

時計の日にちを見る

「あれからずっとひきこもてったのか..」

「いい加減仕事探すか...」


ふと携帯を起動させた

画面には加奈からの着信がこの数週間毎日来ていた

気味が悪かったが試しに掛けてみた

「裕也さん...やっと出た!」

「何の用..」

「一度会えませんか?」

「なんで...」

「謝りたいです..」

「君じゃなくて君のお父さんかな謝罪は」

「!!知ってたんですか!!」

「親父に聞いたよまさか君のねぇ...」

「おかげで俺は..」

「本当にごめんなさい..」

「父に代わって謝りますどこに行けばいいですか」

「...いいよ金輪際関わらないから君も関わらないで」

「え...」

「それじゃ」

裕也は電話を切って着信拒否をした


会社からも電話があったが無視をした

だが元動機の奥山からの着信があった

不思議に思い掛け直してみた

「なによ?」

「なによじゃねーよ...何の用?」

「あんた一方的に会社辞めたから会社はてんてこ舞いなのよ」

「..だからなに俺には関係ないでしょ」

「健康保険とか一方的に送ってきて私が迷惑なの」

「あっそ、」

「あんた会社戻りなよ結局誤解だったって話になってるから」

「..嫌だね」

「どうして!」

「一回疑われたらずっと疑われるだろ..」

「そうかもしれないけど」

「もういい..勝手に辞めたのは悪いけど後は勝手にやって」

と言い電話を切った


もうたくさんだと思いその日は寝た

翌日の朝インターホンが鳴った

「..んだよ...この時間に...」

モニターを見ると奥浜がいた

無視したが

「前山ーいるんでしょー車あるからいるんだろー」

と扉をたたきながら言った

仕方なくドアを開けた

「なに..」

「やっと出たちょっと来てほしんだけど」

「..嫌だね」

「あのさひとまず中入れてくんない寒いのよ」

仕方なく家に上げたが

「なんか異様な空気..」

と言いながら窓を開けごみを片し始めた

「おいおい!何してんだ!」

「あんたは座ってろ!」

と一括された

数分後掃除が終わり彼女が入れた茶を飲んだ

「ところで...本当に何の用..会社は..」

「社長から言われて今日は特別休もらった」

「あんたさぁ一体どうしたの?前までのやる気はどこ行ったの?」

「..もうないよ...やる気なんて」

「あんなに熱心だったのに?」

「冤罪や誤解でも社会的罰はあるから苦痛なんだよ」

「人ともう話したくもない気分さ」

「気持ちは分からないことはないけど」

しばしの沈黙があった

「あんたが冤罪掛けられたのって青井って人でしょ」

「...なんで知ってんだ...」

「青井加奈は..私のいとこなの」

「はぁーーーーー」

「おま..えぇーーーー」

「だけど勘違いしないで彼女は悪くない」

「加奈の父親が私の母の弟なの」

「うそだろ...」

「だから全部知ってたのよ」

「加奈があんたに介抱されたときも」

「おいおい..まじかよ...」






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