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仕返し

「西村ひとまず状況確認したいから」

と警察のもとへ向かった

「お巡りさん!」

「なんですか?」

「こいつ無保険みたいなんすよ!聞いてます?」

西村は

「てってめぇ!」

「君!またか!」

警察が注意する


裕也が任意保険に対応してないことを話すと

「無保険扱いですよね?」

「任意に関しては、ほぼ無保険扱いです!」

「うちは出るとこ出るんで事故証明の発行お願いします」

「お..おい!見逃すんじゃ!」

「分かりました住所はこちらの会社で」

「一応お願いします、会社には私から」


すると西村は裕也の胸ぐらをつかみ

「てめぇ!なめてんのか!」

「舐めてないさ」

「見逃すんじゃなかったのか!」

「誰が見逃すっていった!お前は分かってないんだよ!」

「今回は人じゃないがな仮に人だったらどうすんだ!」

「そん時はそん時だよ!」

「頼むから見逃してくれ..頼む..」

西村は土下座をした


だが裕也は積年の恨みか

「そんなことしても変わんねーよ」

「おまえ都合悪くなったらいつもそうだよな」

「それで俺に当たってたよな」

「今は立場が違うこと分かれよ!」

「まぁここで何かしら言っても駄目だから支払いとか頑張ってね!」

裕也は冷静に伝えた


すると西村が

「ふっふざけんなよぉ!」

「なんで俺がお前の言うこと聞かなきゃいけないんだ!」

「俺には明るい未来があるんだ!お前はだから底辺なんだよ!」

と裕也に告げたが

「んでどうしたい?殴る?そしたらムショだよぉ~」

「せっかくの内定とかなくなっちゃうかもねぇ~」

と挑発のような追い打ちをかけた


その時、裕也は顔面を殴られた

「はぁ..はぁ..」

西村は息を切らしていた

「ほら..やれよ!」

と言われたが裕也はやり返さず


「おまわりさーん殴られました!」

「お..おい!」

警察に言った

警察は慌てて来ると

「反省してないようだから警察に来て」

「こりゃ前科もつくかもな」

と言われパトカーに乗せられた。


木村のとこに向かい

「お前大丈夫か?」

「大丈夫っす..」

助手席にある自分の荷物を持ち

「事故車のトラック乗って会社に行きます」

「了解!頼むわ!」

木村と別れた


会社に着くと速攻トラックは工場に持っていかれた


3日後

西村の両親二人が来た

所長、木村、裕也の三人が会議室にいた

「この度はうちのバカ息子が申し訳ございません!」

二人は頭を下げる

所長が重い口を開く

「話を二人から聞きましたが...」

「無保険な上、前山に見逃せと言い彼が拒否すると暴行したと..」

「正直あきれて言葉が出ません...」

すると西村両親は

「前山さん..なんとお詫びをしてよいやら,,,」

「治療費はこちらでお支払いします」

静かに聞いていた裕也は

「正直呆れています..素直に謝ればそれなりに考えたのですが..」

「まぁ...トラックの修理費、俺と木村さんの治療費の支払いお願いしますね」

「それ以上はもう何も言いません」

と言い残しその場を後にした


その後の話だが、

西村は、事故当時信号無視、一時停止無視

をしていて事故を起こしていたことがわかり

交通違反は書類送検されたが

傷害では裕也が被害届を出したので逮捕された

これにより決まっていた内定も取り消しになり大学も退学になった


修理費などを合わせてどうやら

300万近くの支払いが来たようだ。



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