肉親VS裕也
裕也は実家にいた
なぜか母に呼ばれたのだ
「何の用?」
「謝りなさい!」
「はっっ?」
「お父さんに謝りなさい!」
「聞いたわよ勘当したって!馬鹿なの!あなた長男なのよ!」
「あっそう..」
裕也は聞いてあきれてしまった
顔には加奈の父親との殴り合いにできたアザを見てないのか何も言わない
「勘当って言ったのは親父だ!勘当を取り消すのは俺じゃない親父だ!」
「あんた!いい加減になさい!」
「どれだけあんたに勉強とかさせたとか思ってんの!」
「俺は望んでない!勝手にやったのは二人だろ!」
「それがなんだ!冤罪になったからって父親面しやがって!」
「都合のいい時だけ二人共親ぶるんじゃねーよ!」
「あんたねぇー!」
するとリビングの扉が開いた
そこには父がいた
「お前ら二人何している!」
「それにお前!なぜここにいる!」
「唯一の肉親に呼ばれたのでね、あんたに会いに来たわけじゃねーよ!」
「黙らんか馬鹿者!親に向かって!」
とお得意の罵声を言われたので
「勘当の意味知ってる?親子の縁を切るんだよ?」
「だからあんたと俺はもう親子でもねぇ!口の利き方に気ぃつけな!」
そう言うと両親は何も言い返さなかった。
帰り際父に
「青井さんとこ取引再開したみたいだな?」
「なんで知ってる!」
「訳聞いてみな..バーカ」
「それとあんたの跡は弟に継がせてなもう関係ないから」
「それじゃねクソおやじとクソババァ!」
と一言残し帰路に着いた
帰り際加奈から連絡があり
[父と和解しました]
と書いてあった。