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終章 終わりの夢

見渡す限りの闇、動かぬ体。この夢を見るのはもう何度目だろうか。

ぼんやりと光の球、耳を澄ますと穏やかな寝息を聞こえる。それは不合着と自分の心をとても穏やかにさせた。

 

 目が覚め、周囲を確認するとそこは自室。あちこちに包帯が巻かれていてベッドに寝かされていたようだ。

 ふと見れば傍らにはリリアがグレイの手を握ったまま眠っていた。

「あ!グレイさん起きたんですね!よかったあ!」

「ああ、俺はどうしてここに?」

「覚えてないんですか?グレイさんはナイトメアを倒すと同時に倒れてしまったんじゃないですか」

「じゃあ、リリアは?」

「一晩中ずっと看病していましたよ、代わろうとしてもずっと離れてくれなかったんですよ」

「……そうか」

 リリアの頭を撫でてやると寝言だろうが気持ちよさそうに声を洩らす。

「学校はまだ当分は休みらしいのでゆっくりと休んでください」

「わかった、ありがとう……そういえばナイトメアを倒したのは」

「正体不明の太陽の槍を持つ漆黒の騎士、という風になっています、頑張ったのはグレイさんなのに……」

「そりゃいい、目立つのは勘弁してもらいたいからね」

 アリエッタは少し不満そうだがグレイは満足そうだ。

「でもグレイさんって意外とロマンチストだったんですね」

「え?」

「聖女リメリア様が描かれた最高傑作といわれる絵に出てくる太陽の槍を持った漆黒の騎士にそっくりでしたよね、甲冑のデザインまで瓜二つでしたし!」

 背筋に悪寒が走る。存在しない両親、低い魔力、見える糸、悪魔への敵意、自分の趣味や好み、夢に出てきた光。これは偶然として片付けるには出来すぎではないか?

「どうかしました?やっぱりまだ体調が」

「いや、大丈夫だ。問題ないさ」

 そう、それが偶然でなくても何の問題がある?結局のところ全ては自分がやりたいようにやるしかない。それが例え最初から決められていたとしてもいつだって選択するのは自分しかいないのだ。

「うん、では他のやつらに会いに行ってくるとするかね」

「はい!皆さん心配していましたよ」

 空を見れば雲ひとつ無い快晴。まあ、今日も自分らしく生きるとしよう。

グレイは勢いよくベッドから身を起こした。


一応完結です。読んでくださった方々、本当にありがとうございます。


さて、表題のあらすじにあるようにこの作品は大分前に練習がてらに書いたもので正直、凡庸で文面も整っておらずに自分から見てもいい作品では無かったと思います。・・・が、暇つぶしにでもなったなら幸いです。ただし、得るものも多く反動として『伝説のシャベル』がはっちゃけた作品となりました。


現在構想中の次回作ゾンビものも大分癖のあるものになりそうです、ただし王道モノよりも書いていて楽しいのもまた事実です・・・リアルが忙しくてなかなか筆が進みませんがorz 1日ただ執筆だけに有給を取ってみたいけれども、まあ仕事って大事ですよね・・・毎日更新される方々は本当に尊敬します。


長々と失礼しました、最後にここまで読んでいただけた皆様にもう一度感謝の言葉を申し上げます。ありがとうございました!

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