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3班と4班は合流。話し合った結果現在地点から最寄の街であり4班の目的地でもあるルーベルタウンへと進む事となった。これは3班が精神的、肉体的に疲弊している事に加え3班の馬車の1台がどこかへ行ってしまった事が決め手となった。
資材の一部を投棄し何とか3台の馬車に全員乗り込むとルーベルタウンへと向け馬車を走らせた。フレイ、リリアは仕方なくも見捨てられる形となってしまい気まずいために3班の馬車に乗ることとなった。また3班班長のセルゲイもジャミルと話し合うため4班の馬車に乗る事となった。
馬車の中ではグリーンドラゴンをどうやって倒したのかという話となったがそこはブレスの為に開かれた口にありったけの矢と魔法を射ち込み何とか勝てたという話をでっちあげ誤魔化した。巨体の恐怖を目の当たりにしていたセルゲイは納得しきれていない様子ではあったが現場を見ていなかった為にその話に頷くしかなかった。
ルーベルタウンまでは悪魔と遭遇する事無く到着することが出来たが街の門は平時に比べ厳重な警備体制が敷かれていた。話を聞くと首都近辺全域で悪魔が活性化しているとの話であった。
道中の話をすると、ここまで無事に着いたものだと街の駐留軍の責任者は声を漏らし同時に中級悪魔が2体も出現するとは異常だとも言った。そして伝書鳩により学校から学生はできるだけ早くに学校まで帰還せよという指示が伝えられた事を学生達に話した。
一行はルーベルタウンで治療と補給を受けて一泊。翌日現状を憂慮した責任者により街の正規兵数名が護衛及び上官として同行し学校への帰路へとついたが先日悪魔を排除したためか道中何事も無く首都まで帰還することができた。首都の入り口で正規兵と別れた後、学校の門を無事に潜ることができた学生達は安堵の為に息を吐いた。




