表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/67

5-16

3班と4班は合流。話し合った結果現在地点から最寄の街であり4班の目的地でもあるルーベルタウンへと進む事となった。これは3班が精神的、肉体的に疲弊している事に加え3班の馬車の1台がどこかへ行ってしまった事が決め手となった。

 資材の一部を投棄し何とか3台の馬車に全員乗り込むとルーベルタウンへと向け馬車を走らせた。フレイ、リリアは仕方なくも見捨てられる形となってしまい気まずいために3班の馬車に乗ることとなった。また3班班長のセルゲイもジャミルと話し合うため4班の馬車に乗る事となった。

 馬車の中ではグリーンドラゴンをどうやって倒したのかという話となったがそこはブレスの為に開かれた口にありったけの矢と魔法を射ち込み何とか勝てたという話をでっちあげ誤魔化した。巨体の恐怖を目の当たりにしていたセルゲイは納得しきれていない様子ではあったが現場を見ていなかった為にその話に頷くしかなかった。

 ルーベルタウンまでは悪魔と遭遇する事無く到着することが出来たが街の門は平時に比べ厳重な警備体制が敷かれていた。話を聞くと首都近辺全域で悪魔が活性化しているとの話であった。

道中の話をすると、ここまで無事に着いたものだと街の駐留軍の責任者は声を漏らし同時に中級悪魔が2体も出現するとは異常だとも言った。そして伝書鳩により学校から学生はできるだけ早くに学校まで帰還せよという指示が伝えられた事を学生達に話した。

一行はルーベルタウンで治療と補給を受けて一泊。翌日現状を憂慮した責任者により街の正規兵数名が護衛及び上官として同行し学校への帰路へとついたが先日悪魔を排除したためか道中何事も無く首都まで帰還することができた。首都の入り口で正規兵と別れた後、学校の門を無事に潜ることができた学生達は安堵の為に息を吐いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ