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3-5

「ぬううううう!もうAランチがないだとおおお!」

「……だからってBランチ2つ買うか普通?」

「にゃは♪成長期だね!」

「ただでさえ学校一でかいくせにまだでかくなるのか……」

 学生は寮付属の食堂で三食を摂る者が多い。毎食共セットメニューと麺、カレー等の単品を注文できる。この内ランチメニューはAとBの2つがあり生徒たちはどちらかを選択して受け取るのが普通だ。

「んにゃ~、でもやっぱAランチの方が当たりだよ今日は。」

「Aはヒレカツ定食だったから仕方ない、今からのことを考えるとな」

「フン!たかだか語呂合わせで縁起を担ごうとは、まこともって脆弱!」

「そいえば他の学部2年は初任務だね」

「魔法学部だけは基本魔法の履修が終わるのが二年中盤だからな、半年くらい遅れるのも仕方ないさ」

「むしゃむしゃ、ふはははは!久々の遠征!腕が鳴るぞ……ガツガツ」

「うるさい、とりあえず飯食ってから喋れ。」

「そいえば二人は同じ4班だったっけ?」

「ああ、そうだ」

「いいにゃ~、あたしなんか3班だよ。あの怖い幼女と一緒だよ、やりづらいにゃ~」

「ゴクンッ……ふうむ、リリアとか。確かに奴はいつも怒っていて何を考えているかわからんが。まあ悪魔が出たときは頼もしいではないか!」

「こっちはキノコと一緒だよ、こっちの方が良いのか」

「げ、そっちあの陰険と!?それよかいいけどさ……何か暇しちゃうじゃん。」

「……本当にあいつは普段は必要なこと以外喋らんからな」

「そーそー、馬車の中で暇しそうだにゃ~……ん?普段って?」

 おっと口を滑らせたようだ。だが封印区画のことなど話せるものではない。

「いや、特に意味は無いさ」

 誤魔化せるか?

「ぬう、そろそろ集合時間ではないか!行くぞ!」

 ナイスタイミングだ、サッカ。


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