第8話 ドラゴンの少女
よろしくお願いいたします。
俺達に仲間が一人増えて、
しばらくたった。
「とりあえず、これからよろしくな。」
「うん、皆、よろしくね♪」
新しく仲間になった、ドラゴンの少女がいった。
名前は、アズドーリャ・・・自分では、アーリャと呼んでくれ、
といっている。
仲間になったのは、少し遡り。
ウッドレッド達に襲われた後の事である
・・・・・・・・・・・・
「キミ達、大丈夫だったドラ?」
「大丈夫も、何もあるか!もう少しで、焼け死ぬところだよ!」
悠人がそう言うと、
「ゴメンゴメン、急がなきゃと思って、ついやっちゃっ
あっ・・・殺っちゃったドラ。」
「何故言い直した!?」
悠人は、遊ばれているようだ。
「それよりも、キミたち、もしかして、シヴァルガ討伐に来た人達ドラ?」
「ああ、そうだ。」
そう言うと、
「ホント!、じゃあ、わたしも、連れていって欲しいドラ。」
そう頼んできた。
「何故?何か目的が、あるの?」
チェランがそうきくと、
「アイツには、せっかく狩った肉を、何度も持ってかれているのドラ。
だから、倒さないと、気が済まないドラ。
ぶっ潰して、ぶっ壊して、ぶっ殺してーーーー」
後半は、ブツブツと呟いていて聞こえなかったが
とても近寄りがたい、禍々しい雰囲気だった。
「・・・まあいいぜ、そう言うことなら。」
他の二人も、反対という訳では無さそうだ。
「ところで、名前は?」
そう聞くと
「わたしは、アズドーリャ、アーリャって呼んで欲しいドラ♪」
アーリャは嬉しそうだ。
・・・
「一つ思ったんだが、 アーリャ」
「?なにドラ?」
「その、ドラっていうのは、口癖なのか?」
すると アーリャは驚いたように、
「へ?今ってこの口癖が流行ってるんじゃないの?」
・・・素で驚いていた。
「さすがに、その口癖はさすがないだろう。」
「そーなのか?」
アーリャは、しばらくポカーンと、していた。
「えっ、じゃあ、わたしは嘘を教えられたってこと?
・・・あのピエロ野郎、今度会った時には、ぶっ潰してやる。」
怖い単語が聞こえたが・・・
聞かなかったことにしよう。
・・・・・・・・
そして、
今にいたる。
「もう、そろそろ、到着するよー。」
チェランがそう言った。
そして、やっと見えてきたのだ。
シヴァルガの住むという、
ヴァルグ山が・・・
1日、あいだをあけました。
少し長めになりました。