第6話 襲撃
よろしくお願いいたします。
「ガルッオォォォォォォォォォン」
「キャアァァァァァァ」
村の入り口近くに向かうと、そこでは、大型の狼が、村の建物を破壊し、
村人達を襲っていた。
そこでは、6匹ほどの、狼がおり、大きさは、1メートルあるかないかぐらい、
首には宝玉の様なものがついている。
「エイト、ユウト、皆をたすけるよ!。」
チェランは、そう言うと、狼達に、向かっていった。
「俺達も行くぞ。」
悠人がそういった。
「ガルッオォォォン」
近づくと、問答無用で、襲ってきた。
武器を持っている者から狙うのだろう。
今まで村人を襲っていた狼は、全員、
こちらに標的を切り替えている。
「クッ」
何とか、剣で防ぎ、相手を斬る様な、
イメージをし、それを相手に、叩き込んだ。
「ギャオンッ!!」
斬る事はできなかったが、ダメージは与えたようだ。
「何となくは、掴めてきたかな。」
そう呟いていると、2体同時に、襲ってきた。
「<ファイヤボール>」
チェランが、魔法により、片方を、落とす。
さらに悠人が、もう一体を、弾いていた。
「ボーッとしてんなよ。」
悠人が皮肉っぽく言ってきた。
ゲーム感覚のため、俺も悠人も、
緊急感はほとんどなかった。
そのため、一つ一つを、落ち着いて、対処できた。
しばらく戦闘が続いた。
しかし、どの狼も、しぶとく生き残っている。
「ガルッアァァァァ」
一体が吠えながら、突進してきた。
「クッソ」
そう愚痴を溢すと。
ピュンッ
風をきる音がし、
「ギャオォォォォン」
突進してきた狼の目に刺さった。
村人達の矢だった。
このままでは、全滅する
そう判断した狼達は傷ついた仲間を引き連れ、
撤退していった。
何とか、勝ったようだ。
「ありがとうございます。おかげで村人は、全員無事です。」
どうやら、怪我人だけで済んだようだ。
「あなた達の腕を見込んで、お願いしたいのですが。・・・
あの狼達のボス、シヴァルガを、倒していただけたないでしょうか。」
村長は、そんなことを頼んできた。
「ええ、わかりました」
あっさりとチェランは承諾した。
俺達は、村長から、必要な情報や物をもらい、
シヴァルガ討伐へと、向かった。
読んでいただけた方、ありがとうございます。