第2話 異世界
まだまだですが、よろしくお願いいたします。
俺達が目をさますと、
・・・そこは地平線の果てまで広がる、草原だった。
隣では悠人が気絶していた。
「ここはいったい何処なんだ?」
確か目の前が真っ白になって・・・
考えこんでいると、悠人が目をさました。
「ここはいったい・・・」
やはり悠人も驚きを隠せないでいた。
いったい何が起きたのだろう。
落ち着いて自分達の格好を見てみると、
よくあるような皮の鎧を身に纏い、
腰には、ソードの様な物が装備されていた。
「なあ瑛斗、この格好からすると、まさかとは思うが・・・
ここはあのゲームの世界なんじゃないか?」
不安げにきいてきた
「確かにそう見えなくもないが、呪いとはいえ、ゲームだぜ、
そんなことがおきるかよ?」
「でもよ、失踪している、という点にも当てはまるし、何より、
始めようとしたときのあの光は、どう説明するんだよ」
「だが、まだゲームの世界と決まったわけじゃあねぇだろ、
・・・とにかく、今は、情報が必要だな」
完全に二人とも、打つ手無しだった。
「なあ、この剣ってよ、スキルとかねぇのかな?」
急に悠人がそんなことを言い出した。
「おいおい、ゲームじゃないんだから、そんなことあるわけ<シュン>
ない、といいかけ、風を斬る音に遮られた。
「・・・はぁ?」
「あれ?」
どうやら、驚いているのは俺だけではないようだ。
「お前今の、どうやって・・・?剣なんて習ってねぇだろ。」
それは明らかに素人の剣さばきでは無かった。
「いや、少しだけ、剣のスキルってこんな感じかなぁ~
って考えてただけなんだけど・・・」
その後しばらく試行錯誤の上、どうやら、剣の扱いはほぼオートのようだ、
動きや技名を言ったり考えたりすれば、ほとんど体が勝手に動くようだ。
技名などは自分でつけるようだが、動きは、少しずつ覚えていくようだ。
「とりあえず、これで身を守れるな。」
悠人がそう言った時だった。
目の前に突然、黒い影が、
いや、黒い布の様な物を巻いた、何かが、
現れたのだ。
できれば、感想等、よろしくお願いいたします。