第1話 呪いのゲーム
まだまだですが、よろしくお願いいたします。
「キーン~コーン~カーン~コーン」
下校のチャイムがなった。
(さて帰るか)
そう思っていた時だった。
「おい、はやく行こうぜ」
後ろからすでに準備をすませていた悠人が声をかけてきた。
「何だよまだ準備できてねぇのかよ、はやくしろよな」
悠人は呆れたような感じで言った。
「悪い。すぐに準備する。」
俺は慌てて下校の準備をし、2人で急いで教室をでた。
俺達はいつも通りの道を通り、悠人の家へと向かった。
俺も悠人もそのゲームを楽しみにしていた。
~悠人の部屋~
「・・・で、そのゲームはどこだよ」
俺がそう言うと
悠人は自慢気に、
「これだよ、これ」
と見せてきた。
そこには
[ビーストファンタジー]
と書かれた、パッケージがあった。
「なるほど、これか・・・
案外普通なタイトルだな。」
「まあな、とりあえず、あらすじだけでも読んでみろよ。」
そう言って説明書を渡してきた。
「そうだな、じゃあ、お前は準備を頼む。」
一通り読み終えるとだいたいは理解することができた。
<ここは人と獣人が共存する世界、魔法など様々な技術、文化を共有し、
お互いに支え合い生活していた・・・
ある時、昔に封印されたはずの魔王が目をさまし、モンスターや、古代の怪物を
率いてやってきた。・・・>
その魔王を討伐するために戦う、・・・よくあるようなストーリーだな、
そうこうしているうちに、準備ができたようだ。
「よし、始めようぜ」
ニコニコしながら悠人はそう言った
そしてゲームスタートのボタンを押したとたん、
目の前が真っ白になり、
俺は、俺達は、
気を
失った・・・
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