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第9話 突入···そして

なんか、すごいことになっちゃいました。

「おそらく、ここがアイツらのすみかだろう。」

目の前には、大きな洞穴がある。

俺達は、その近くの、草むらに隠れていた。


たまに、2,3匹ほどのシヴァルガの手下である狼がででくるため、

草むらで様子を見ていたのである。

「いつまでこうしてるんだよ。」

悠人がしびれを切らしてきた。

「そろそろいいんじゃナイ?」

アーリャも待ちくたびれたようだ。


「よし、行ってみるか。」

俺がそう提案すると

「でも、大丈夫かしら、もしかしたら、

中で待ち伏せってことも・・・」

チェランは、そう心配していた。

「大丈夫だって。もしそんなのがいたら、アタシが焼きつくしてやる。」

アーリャは、自信満々だった。

「行ってみようぜ!!」

悠人も張り切っていた。


結局3対1で突入することになった。

タイミングを見計らい、俺達は、洞穴の中に入っていった。

それが、悪夢に繋がるとも知らずに。



「結構暗いな。」

松明でも有れば良かったが、

そう思っていると。


ザッ


何か物音がした。


ザッザッ


物音が増えたようだ。


ザッザッザッ


まさか!!


そう思った時には、すでに遅く、

急に明るくなった。

周りに照明でもあるのだろう。

視界が良好になった。

しかし、辺りには、百匹を越える、

狼の軍勢がいた。


前を向くと、

そこには、全長2メートルをこえる、

巨大な狼・・・シヴァルガがいた。


「おいおい、嘘だろ」

悠人はそう言った。

パーティーメンバー全員奇襲に会い、

反応できずにいた。


しかし、その動揺が命取りになった。

シヴァルガは、俺達が動かない、いや動けないのを見て、

一声吼えた。


手下の狼達が束になって襲ってきたのだ。

全員反応が遅れてしまい、

かなり近づかれてしまった。


当然俺達は剣で応戦した。

しかし、魔法使いである、チェランは、そうはいかなかった。

杖を使い、応戦するも、数が圧倒的過ぎた。

チェランは、一匹の体当たりをまともに食らい、

バランスを崩し倒れた。

そして、

狼達に、喉を、・・・噛み千切られた。

チェランは、ピクリとも動かなくなった。


そこからは簡単だった。

チェランの死が、パーティー全員に動揺を呼び、

アーリャも、そして悠人もやられてしまった。

「くっ、チクショウ、ここで終わりなのかよ!。」

俺はそう叫んだ。


俺が悠人達と同じ運命を辿るのに時間はかからなかった。

目の前が真っ赤になり、

意識が遠のいていく。

そのなかで、

俺は、突然現れた、

選択肢を、イエスを押した。

と同時に

俺の意識は、途切れた・・・





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