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ポテチ

作者: 鉄 竜太

ポテチが、減らない。

食べても食べても、うす塩味の袋の中はいっぱいのままだ。初めは気のせいだと思っていたが、もう10分近く同じ量のように思う。

ポテチを一枚摘まむ。それを上から下から、グルグルと見回しても、間違いなくポテチだ。薄っぺらく、砂丘のように波打つ黄土色、そして宝石のような塩と脂。それを口の中に入れる。舌が塩の刺激を感じると同時に咀嚼をすると、それはパリッと砕けて、花火のように口いっぱいにうま味を広げる。

今、間違いなく一枚食べたはず。これを何度も繰り返しているはずだが、食べても食べても、うす塩味の袋の中はいっぱいのままだ。初めは気のせいだと思っていたが、もう10分以上同じ量のように思う。

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