死神と誘惑と宿屋
今回も風空側です。
俺は、あのあと、Aランク冒険者として冒険者登録した。
そして、〈死神〉という二つ名をもらった。
Aランクからは、二つ名がもらえるらしい。
普通、冒険者スタートが、Aランクなんてあり得ないらしい。
そりゃ、みんな安全に冒険者になりたいでしょうからね。
でもスタートから、Sランクには、なれないらしい。
Sランクになるには、ダンジョン50階層を踏破しないといけない。
でも、ダンジョンに入るには、冒険者にならないといけない。
それをクリアすることができる奴がいる訳がないと言うことだ。
え？そんなことはいいから、なぜ死神なのかを説明しろって？
黒ローブが死神を連想させるらしい。なんか大鎌を支給された。
厨二心をくすぐるからいいんだけどさ、普通暗殺者ってこんな大振りな武器使うっけ？
隠密系スキルをもっと鍛えないとな。
鍛えることが多すぎて、悲しくなるな。
はぁー。2日しか経っていないのに、1ヶ月生活したぐらいの充実感と疲労感を感じる。
今日は、まだ家が準備できないため、ライガンが用意した宿に泊まることになった。
「話は聞いています。ダブルで良いですよね？」
「あ、はい。」
「準備はできています。お部屋に行きますか？」
「あぁ。」
「お部屋は、2階の一番奥の部屋です。今日は、貸し切りですので。」
「ありがとう。」
鍵を受け取り、その部屋に向かう。
なんで、貸し切りだとか、ダブルとか聞いたんだ？
まずダブルって何がダブルなんだ？
そしてなんでセリは、もじもじしてるんだ？
そんな考えは、ドアを開けた瞬間に打ち砕かれることになった。
あーそういうことねー。ダブルってそーゆーことねー。
なーに勘違いしてくれちゃってんの？
「ゴメンな。セリ」
「隣で寝る？」
「そんな。私ごときが、おこがましいです。」
「いや、いいって。俺は、そんな奴隷だからって差別したくないしさ。」
「それにしても、あのライガンの野郎。俺は、そんな目的でセリを買った訳じゃねぇよ。」
「私じゃ不満ですか？」
「そういうことではないんだが。」
「え？」
「いや、セリは可愛いし、魅力的では、あるんだが、な。」
「ならなんで。」
「いや、セリはいいのか？」
「はい。」
「マジですかい。」
「でも、俺は一回やったら、もう戻れなくなる気がしてな。」
「モフるだけでいいか？」
「はい。私はいつでも待っていますよ。」
あのさ、はいのときにトーンを下げないで。
「お、おう」
「もちろんですよ。ご主人さま！」
超満足そうじゃねぇか。
「ご主人さまってなんか嫌だから、風空でいいよ。それと、タメ口で。」
「はい。」
「分かったよ。風空。これでいい？」
「うん。セリ。」
「何？」
「もふらせて。」
「はい。」
結局1時間程もふらせてもらった後、セリの3本の尻尾に包まれながら寝た。
————翌日
ライガンの店に行った。
宿屋の女将に「ライガンの店に行って家を見て来な。」と、言われたので、朝食を取ってからライガンの店に行った。
朝食に、紅茶が付いていて良かった。あまり美味いと言えるような味では無かったが。それは俺の紅茶好きのせいだろう。
向こうでは、毎日高級な紅茶を飲んでいたからな。
店に入り、ライガンを呼んだ。
「家の準備ができましたよ。」
「そうか。なら移ろう。」
「それと、昨日のは、余計だぞ。」
「そうでしたか。あの子なら抱いてくれると思ったんですけどね。」
「そう簡単に出来るか！」
「早く家に案内してくれ。」
「分かりました。」
「君、連れて行ってあげなさい。」
「はい！」
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ステータス
【名前】 フク ミナカゲ
【種族】 人間
【称号】 死神 暗殺の極意
【能力】
HP=5670
MP=9765
腕力=120
妖力=300
素早さ=7835
器用さ =6525
攻撃力=5670
防御力 =2400
魔攻力 =4650
魔防力 =4700
ステータスポイント=2000
【ジョブ】
1st 暗殺者Lv.30
2nd 魔法使いLv.15
3rd 剣士Lv.6
4th 戦士Lv.12
5th 賞金稼ぎLv.1
6th 冒険者Lv.9
7th 守護者Lv.5
【スキル】
隠密Lv.30
動物感知Lv.12
能力隠蔽Lv.7
証拠隠滅Lv.6
暗殺術Lv.19
暗器術Lv.7
短剣術Lv.23
凶撃Lv.22
体術Lv.10
強打Lv.2
強突Lv.5
強斬Lv.3
剣術Lv.4
威圧Lv.15
毒付与Lv.6
毒生成Lv.5
鉄壁Lv.5
ダメージ軽減Lv.6
【エクストラスキル】
消音行動Lv.21
鑑定妨害Lv.2
万物鑑定Lv.15
魔物生成Lv.1
収納箱Lv.7
強奪Lv.8
妖術Lv.1
【魔法スキル】
水粒魔法
空間魔法
操風魔法
影魔法
五属性魔法(火、水、風、地、雷)
霊視
詠唱省略
魔法無音化
【耐性】
毒半減Lv.7
打撃耐性Lv.10
呪詛耐性Lv.2
読んで頂きありがとうございます。
誤字脱字などが有れば教えて頂きたいです。
それと、ジョブや、スキルを募集しています。
ご協力よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
