力の説明と呪詛
今回は、勇者側です。
クラス召喚の翌日
午前に座学を、午後に実技を行うというのが決定したらしい。
この世界の事について座学で教えてもらった。
まぁ戦闘に関してだけだけど。
この世界には、魔素というものがあるらしい。
魔力と魔素の違いは、人などの動物や魔物の体内にあるのが魔力で、自然に漂っているのが、魔素なんだと。
魔力は、魔法やスキル、呪術を使うのに必要で、
魔素は、魔術や妖術、呪詛を使うのに必要らしい。
そのほかにも闘気や、剣気があるらしい。
それと、魔法とかについて、教えてもらった。
次にまとめる。
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魔法 自分自身の体内にある魔力を使って超常現象を引き起こす。
メリットは、威力を操作しやすい事、詠唱が少なくて良い事。
デメリットは、魔力消費が激しい事、獲得するのに、とても高価な(約8000万タール)魔法書を読むか、先天的に持っているしかない事。
魔術 自身の魔力と周囲の魔素を使って超常現象を引き起こす。
メリットは、魔力消費が少ない事、学習すれば誰でも使用できる事。
デメリットは、威力の操作ができない事、詠唱が長く、戦闘中に使いづらい事。
妖術 自身の妖力を起爆剤として使って、周囲の魔素を使い、技に応用したり、身体強化を引き起こす。
メリットは、どんな技にも応用できる事、詠唱無しで使える事。
デメリットは、妖力を持っている人が限られる事、もの凄い鍛練が必要な事。
呪術 魂に刻まれている術式陣に魔力を込める事によって超常現象を引き起こす。
メリットは、術式陣はが一人一人異なるため、初見での対処が難しい事、極めれば、小国一つ消滅させられる威力を出せる事。
デメリットは、術式陣を理解するのが難しい事、術式陣を持っている者と持っていない者がいる事。
呪詛 魔力を込めて詠唱する事で対象を呪う
メリットは、どんな人でも使える事、代償がない事。
デメリットは、戦闘中に使えない事、格上相手だと呪いが跳ね返される可能性がある事。
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私は、戦闘職のため教えてもらったが、
闘気は、その者の地力を具現化し、身体強化をしたり、放ったりできる物。
剣気は、剣の試練に合格した者の魂の色に合った能力が使える物。
妖力は、HPとかのように減るのではなくて、攻撃力みたいな感じの物。
なんだって。
どれも鍛練無しでは、使うことが出来ないらしい。
そりゃそうだよね。
———午後———
昼食後休憩の時、中庭で曲芸師の球長 平太が風空を対象にして、足が5分程痛くなる呪詛を掛けようとしているに気付き、止める。
「なんで呪詛なんか掛けようとしたの?」
「あいつがこっちに来てるのかが分かるだろ」
「なんで?」
「呪詛は、対象に対して効果があったかが分かるんだよ」
「はい?そんな事聞いてないけど。」
「ヘイタ殿の言っている事は事実ですよ。」
「うわぁ!魔術師団長!」
「先ほどの事は非戦闘職の者たちに教えたんです。」
「どうして…」
「すみません。呪詛なんかを使うのは、非戦闘職の者たちだけだと思ったので。」
「そういう事ですか。分かりました。」
「何が?」
「平太、クレイさん、皆を集めて下さい。」
「お、おう」
「承知しました。」
———10分後
「ねぇ、瑠歌。水影がこっちに来てるのかが分かるって本当?」
「らしいよ。」
「始めるぞ。静かにしてくれ。」
そして、平太が呪詛を発動する。
平太の声が響き渡る。
直後、平太が足を押さえて苦しそうにもがき始めた。「なっ!呪詛が跳ね返されただと!」
「あり得ん!そいつはどんな化物なのだ‼︎」
「いや、普通の人間ですけど。」
「ヘイタ殿の魔攻力は、110なのだぞ。」
「だから、なんですか?」
「呪詛を弾くにはそれの3倍以上の魔防力が必要なのだ」
「つまり、あいつはこの世界に居てかつ、呪詛を跳ね返せる実力があるということか。」
「こっちに来てて、まだ生きているというだけで安心だよ。」
「それは、そうだな。」
読んで頂きありがとうございます。
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