悲劇の始まり4
ハイ&ロー・クラブ【秘密基地内】
「じゃあ、取り敢えず今後の方針を決めよう。まずは市長についての情報をこれから集めたいと思う。なにか意見はあるか?」
「意見っていうか~、まず、市長ってっ誰かに殺される要因とかないよね~。少なからず、町の外部の人間から殺されたか自殺の線が濃いと思うんだけど~」
最初に意見したのはロザンヌだった。彼女は元孤児院出身であり、性格はどちらかというとさっぱりとしており、どちらにもつかない個人主義の人間であるが頭脳はそれなり切れると主観では思っている。元々彼女自身、市長とは関係性は低いため真っ先に意見をしてきたのは意外だなと感じた。
「勿論、未だに自殺なのか他殺なのかはわからない、唯一の証拠は黒いタオルと立方体のリモコンが現場に残されているだけだったみたいだしな。」
「そういうのは……指紋調査かなんかでわかるんじゃねえか? タオルが市長の亡くなった現場に置いてあったんならそれを使った犯行かどうかは浮き彫りになるだろ……」
「確かにな、俺もその線は考えてた……けど俺らが聞いたのはその情報だけで詳しい話は聞かされていないからどうしても穴が出てくるんだ。現状、犯行に使った物品がなんであろうとそれがすべてとは限らないし使った物品自体をすでに誰かが回収したっていう考えれる。」