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悲劇の始まり

                  一章  悲劇の始まり




「我々は自由を求める者なり! 自己の成長を求める者は至急【サイレント・イブ】に入団することを推薦するっ!」




 突如として現れた謎に包まれた団体は【サイレント・イブ】と名乗っていた。最初はただ、胡散臭い宗教家が現れたんだなとしか考えておらず、仲間と共にクラクションを鳴らしながら改造バイクを飛ばしていた。




 仲間というのは【ハイ&ロー・クラブ】のメンバーであり、6人の少ない人数で構成されている。自分でいうのもあれだが、地元の中ではかなり名を売っているクラブだと思っている。手持ちが無いときは万引きするし、騒音問題関係なしで改造バイクで公道を走り飛ばしたりする。最も別の町のクラブと対立することが多々あるが基本、揉め事は喧嘩で決める。勿論、タイマンでだ。中には凶器を用いて向かってくる奴もいたがほとんど相手にならなかった。ただ、万が一のため、背中に仕込みスコップ【展開型スコップ】を常備しており、一応対策らしいことは少なからずしている。


 そんな荒くれた日常でも一つだけ掲げているスローガンがある。それは【町の活性化を目指すこと】だ。元々ここ、【ピースタウン】は人口の減少が激しく消滅指定都市として認定されており、若い年代は俺らを入れても10人ほどしかおらず、ほとんどが中年や高齢者であるため、町に活性というか覇気がない。

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