外道の魔法少女ディルティネス返礼記録
中々にファンキーでパロディでパラレルなローファンタジー世界チック=ニ=チアサ。
今回はその世界観内で暴れるディルティネスの最終回扱いとなります。
※今回は特に(物理的に)痛々しい表現はありません。ありませんが、敵に死者が出ます。その辺にとても敏感な方は閲覧をお控え下さいませ。
20XX年。
地球はずっと、外敵から攻撃を受けている。
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時は3月14日。
1人の男子高校生が、夕暮れの中町内を歩きまわっていた。
このモブい外見をした男子生徒。名前を田中久秀と言い、ご町内で有名な女子力(主に家事方面)モンスターである。
町内の催し物を始めとした、様々な場所でその女子力(主に料理の腕)を発揮した結果、美味しい料理やお菓子を手早く作れるカッコいいお兄さんとして、子供達の心を拐った。
その結果として先月に沢山のチョコを(小さなお友達とそのお母様方から)貰い、こうしてお返しを配って歩いている所。
「残っているのはあの5人娘か。まとまっている場面で会えれば良いけど」
……扱いが少々悪く勘違いされそうだが、それは仕方がない。
彼女らは久秀へとグイグイせまる、積極的な女子小学生達。
幼女趣味の男性に見られかねないと恐怖するあまり、接触は最低限にしたいのだ。
そして女の子が複数人いる場面ならば、お巡りさん案件を回避する証言が得られると期待しているのだ。
おっと、言い忘れていたけど、チョコのお返しは手製クッキー詰め合わせ。
市販のクッキーなんて目じゃないデキで、大変美味しく(こっそりつまみ食いして)頂きました。
残りの子達が近くにいないかと周囲を見回して、いないのを確認したら再び歩き出そうと足を上げたが、その足は前へ出ずに降ろされた。
「気配を消していたのだが……貴様、ずいぶん勘が良いな」
彼の目前に、真っ黒い不審者が佇んでいる。
大きい黒マントに鼻近くまで隠れるマスク。それと立派なケツアゴ。
だが背後に背負う夕焼けにより、真っ赤にも見える。それが急に現れたのだ。
奴だ!奴が来たんだ!
先月の似た者でなく、今度こそ本当に、まぎれもなく奴だ!
「私はアゴの代表者、総帥と呼ばれている者だ」
今は3月、ついに御大が出動した。
自己紹介された久秀だが、返しは簡潔。
「そうですか。僕は一介の男子高校生です」
これに総帥は、片眉をピクリとさせるだけで済ませた。
「用がなければ、通して頂けませんか?」
こう重ねて来る学生に、総帥のケツアゴが歪む。
「ほう……地球人は私達を見ると、回れ右して逃げ出すのが常識だったはずだが? よくぞそこまで大きい態度に出られるものだな」
やってしまった。奴の興味をひいてしまった。
僕はただ、厄介事を早く済ませたかっただけなのに。
そう聞こえてきそうな渋面で、総帥を睨む。
「その胆力。私の仲間として引き入れたいところだが、今は君へ執着する我が障害、ピュアスターへの駒として使わせてもらう」
ついに久秀の前に姿を見せた理由が明かされた。
奴は対ピュアスターの人質として、弟を使おうとしている。
意図を察した久秀は、この場から去ろうと体の向きを変えようとしたが、そこで何故か這いつくばる。
「逃げられては困る。重力魔法で君が自重に耐えられない重さへと加重させてもらった」
これはマズい。
あたしが飛び出す事も考えていると、弟がこちらをチラリ。
―――来るな。
いや、このままだと捕まるから。
―――問題ない。それより、夕飯の用意をよろしく。
え?いや、そんな場合じゃない。
―――下ごしらえは全部してあるから、煮たり焼いたり炒めたりすればすぐだから。
うん……はい。やっておきます。
―――ヨロシク!
ここまで1秒足らずのアイコンタクト。
姉弟の意思を擦り合わせが済んだ頃、丁度良く総帥の口が開く。
「大丈夫、今夜までに決着がつく。それまで君には傷をつける気など無いよ…………ピュアスター、私は阿漕なことをやっている」
このセリフと共に、2人は消えた。
~~~
それから程なく、この世界で風物詩となっている3月の大演説。
空中に敵組織の長が映像として浮かび、地球人類へ宣戦布告して、失敗した怨嗟を撒き散らす。
そして正義の味方を指名して、特定個人か大災害を人質?にし、指定の場所で最後の決戦を求める挑戦状なんて物なぞ叩きつける。
もはやテンプレである。
むしろ無いと、人類が不安になるレベルである。
なにせそれをされないと言うことは、正義の味方がピンチなのかもと危惧されるから。
それか、宣言しない狡猾な連中に暗躍される恐怖へ繋がるから。
この放送?がされる=順調。
安心安定の、追い詰められました宣言である。
つまり一般人は、これを見る度にニッコリするのだ。
ちなみに今回は特定個人の人質。
指名は魔法少女達。
それは少女達誰かの想い人か近しい人。
これを見た人々はニッコリすると同時に、皆生暖かい視線になった。
……一部の方々はそんな青春っぷりに、ヤバい目をしている。が、それは見ないフリすべし。
~~~
ここにさっきの演説を見てニッコリ出来ない5人娘がいる。
……一部の人では無く、とられた人質の関係者。
ぶっちゃけ全員、その人質が想い人。
本来はホワイトデーで、久秀と上手く偶然を装って遭遇する為に集まって会議をしていたのだが、その目論見があっさり崩れた。
「……これは」
赤い髪の子が言葉を失い、
「最低の手段ね」
青い髪の子が毒を吐き、
「………………」
緑髪の子は無表情で殺気を迸らせ、
「む~っ!」
黄色い髪の子が涙目でむくれ、
「……泣かせる……」
紫髪の子が覇気をまとった。
~~~
決戦の場。
なんの変哲もない、いたって普通の採石場跡地。
派手に戦うなら、この場所以外無い。
「来たか、ピュアスター」
待ち構えていた総帥が、ポツリともらす。
「…………」
直後に魔法少女が5人、横並びにて総帥を睨みつけている。
「………………」
そこからすこし離れた場所で、十字架に磔みたく拘束されて、こちらを見ている久秀。
―――ねね姉さん、夕飯の支度は?
あ、いや。弟が心配なのよ、本気で。
―――決着まであまり時間はかからないから。
なにかあったら、イヤなの。
―――ホワイトデーのお返し、姉さんだけ無し。
っ!? 支度してきます!!
ここまで1秒足らずのアイコンタクト。
ふたりは仲良し。
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大急ぎで夕飯の支度を済ませ、現場へ再突入。
するとそこには先月行った修行の成果が報われず、息切れしてボロボロになったピュアスターと、
「ふふふ……そろそろだな」
まだ息が落ち着いている、ケツアゴ以外は整った顔の、微妙に肉付きが良い男。
……眉間に傷が無い。でもなぜかその場所に、ゴミ箱としてよく使われるポリバケツのシールが貼ってある。
マスクや黒マントは(恐らく)激しい戦闘で外れていて、赤と黒ツートンカラーの未来的な軍服姿。
それがチラと空を見て、なにかを企んでいる様子だった。
「聞け、ピュアスター」
どうにも偉そうな仁王立ちで、魔法少女達を睥睨する。
「私の勝ちだ。いま観測してみたがアゴイ彗星は地球の引力に引かれて落ちる。貴様等は戦い過ぎだ」
『……っ!!』
衝撃の言葉に、何も言い返せないピュアスター。
……総帥が見ていた辺りを狙って望遠。
確かに。大きい天体が地球へ向かって来ている。
どうやら人質を隠れ蓑にして、大災害もこっそり用意していたらしい。中々に狡猾だ。
―――ホントに?
視線を飛ばしてきた、捕らわれの弟へ首のひと振りで事実だと示すと、ため息をひとつ出している。
「地球は私もろとも、彗星の衝突を受ければいいのだよ」
総帥の道連れ破滅宣言を受け、自身が受けているダメージを忘れ、台詞が口をついてでるホムラスター。
「そんな事をしたら……えーと、カクの冬?が来て、地球は人の住めない星になるのよ?」
だが、その内容は……。
「それが、それこそが貴様を前にして宣言した事だろうさ!」
「そうだった!!」
ホムラスター、痛恨の自爆。
「私は地球の人類と文明を破壊すると宣言した! 故にそれを実行しているっ! ……我らアゴが、その滅びる様を拠点から観ることが叶わないのは残念だが、理念は貫く!」
ケツアゴをキラリと光らせながら、口が良く回っている!
……と思ったら、叫ぶように演説しているから飛び散るツバでヌルヌル光っているだけだった!
すっごい汚い!
「行け、彗星! 忌まわしき記憶と共にっ!」
極まった総帥は、トドメに太陽を賛美する様に、胸を張ってYの字でのびやかに両腕を上げた。
……荒ぶるタカのポーズとかでないのが、なんとなく残念。
ちなみに、その太陽はとうに地平線へと沈み、夕焼けの名残が西空に残るのみ。
しかしそれで空が暗いかと訊かれれば、否と答える。
なぜなら。
「さあもうすぐだ! もうすぐ私の望みが成就する!」
大気圏へと突入し始めたアゴイ彗星、こいつが発光し始めているからだ。
この光景を見て、絶望しかかっているピュアスターと、逆にギラギラした狂っている瞳で少し変になっている総帥。
しかし、そんな様子をそっちのけで、あたしは弟とアイコンタクト。
あたしがやろうか?
―――僕がやる。
あの子達にバレるよ?
―――今の魔法少女達を助ける役目、それを負っているのは僕。周りにマスコミとか居ないし、この子達にバレるだけなら大丈夫。
本当にやるんだね?
―――やる。
了解。
ここまで1秒足ら(以下略)。
覚悟を決めた弟が不意に「自己変換」と声を上げた。
すると、強い光が少しの間場を支配し、その後に現れるは黒と紺色と言う暗色衣装で、更に目を仮面で隠した魔法少女。
ピュアスターの誰よりも小さく、その立ち姿はあたしが産んだ娘と同じ位に愛らしい。
弟を拘束していた器具は変身による体型変化で外れ、地面へと着地。
……むっ!? フワリとふくらんだ奥で、ピンクと白の横線が見えた!!
「……」
おや、ディルティネスちゃん? なんであたしにチラッと怒気を向けたのかなぁ?
『…………』
思いがけない事態により、ピュアスターや総帥が固まる。
だが、その固まっている間に事態は進む。
弟……外道の魔法少女ディルティネスが、そのとても可愛らしくて何故か聞き取れる呟き声を披露する。
「……彗星、落下速度、変換……」
これと同時に2つ、動きが有った。
ひとつは宣言通りの、落下速度変換。
勢い良く落ちてきていた彗星が謎めいた緑の光に包まれながら、その勢いを減じてしまった。
そしてもうひとつは、
「この声!? テラが言ってた協力者、謎の魔法少女だ!」
「……なんてこと」
「わたし達は……」
「ヒデおにーさんに、ずっと守られてきてたんだっ!」
「……おひー様……」
ホムラスターの驚きを皮切りに、それぞれが嬉しそうな反応を示す。
……のは良いんだけど、調子良いねコイツら。
「うへへへ……見守られてたんだぁ~」
「普段はカッコよくて、戦う時は可愛らしいって最強よねぇ~」
「はふぅ……(ひたすらメス顔)」
「ウチ、おにーさんをお嫁さんにしたいっ!」
「……愛されてる、絶対に……」
今までピュアスターの活躍を邪魔する厄介者認定してきた癖に、その正体が想い人だと分かったらコレって。
この呆れる子供達を見ていたら、弟から注意された。
「……落下先、ここ。退避して」
ゆっくり落ちてきているが、恐ろしいのは速度だけではない。その質量だけであたし達はぺしゃんこだ。
注意に従って、少し離れるあたし達。
「何故だ! 何故落下速度が緩んで、地面との衝突が成されない!!」
それと、計画が破綻して喚くだけの機械になり、元気を集めてそうなポーズのまま動かない総帥。
ずずん!!!
やがて採石場跡地へと接地して発光しなくなった彗星に、ディルティネスが魔法をかける。
「……接地面周囲、転がり防止、永続変換」
熱で程よく溶けた彗星の表面が、なにかあったら転がっていきそうな様子だったのが気になったのだろう。
魔法で地面がすり鉢状に盛り上がり、全方位からタイヤ止めみたく彗星をしっかり噛ませて設置した。
「地面が……死ぬ!?」
その時、なにやら変な音が聞こえた気がするけど、そんなの知らない。
最後の敵を、彗星固定のついで扱いするなんて、外道な行いは知りません!
やることを全てやった弟は、ピュアスターを見る。
「……やることやった。帰る」
そう可愛い声で言い残し、高速移動で消えた。
それに反応できず、みすみす見逃したピュアスター。
「あっ!」
「行っちゃったわね」
「もっと見ていたかった……」
「お礼を言いそびれちゃったねっ」
「……可愛かった……」
それぞれが感想を漏らしているけど、君たちはちょっと忘れ物をしていないかな?
少し待っていると、どうやらライカスターが気付いたようだ。
「……ホワイトデーのお返し……」
『あっ……』
そう。この騒動で頭から、すっぽり抜けちゃったそれ。
「催促するのは、みっともないよね?」
「当たり前じゃない」
「わたし達の代わりに、地球を守ってくれたのがホワイトデーのプレゼントとか……」
「ヤだなぁ、最低でもお菓子が欲しい。できれば婚約指輪っ!」
「……てい……」
べしっ!
「あいたーーっ!?」
「……もう空、真っ暗。帰らないと、怒られる……」
「うわっ!!マズい、みんな帰ろう!」
こうして今年度の襲撃は終結した。
しかし来年度はもうすぐやって来る。
この短い平和は、恐らくあっさりと破られるだろう。
だが正義の味方が現れて、その平和を守り続けるに違いない。
「う~、プレゼントがもらえないって、悲しいよぉ~」
「諦めなさい、恨むなら機会を潰してくれた敵よ」
「分かってるよぉ」
「ほら、地球を守ったんだから、胸を張って帰りましょう!」
「うう……しばらく落ち込みそう」
「はぁ……(ため息)」
きっと守りきってくれるに違いない!!
~~~
「おかえり、ねね姉さん」
「久秀、ただいま」
あたしが自宅まで戻ると、変身を解いた弟が既に帰り着いていた。
ここにはふたりだけ。
娘や夫は、居間や自室にいるだろうけど。
それだから、丁度いいし訊いてみる。
「ホワイトデーのお返しは全部配れたの?」
「ちゃんと。あの5人の家にも、帰りがけに寄ってきた」
なら良し。
そう頷いていると、今度は弟から質問が。
「夕飯の用意、ちゃんとやってくれた?」
「……したはずよ?」
なんだか怖い笑顔を向けてくるが、(目で)言われた通りしたはずだ。
「下ごしらえしてあるのを、全部調理した」
こう答えたのに、弟の笑顔は変わらない。なぜ。
「ごはん」
あ…………。
「炊飯器を動かしてなかったよ?」
あああ……。
「お陰様で、夕飯の時間が少し遅くなります」
あああああ!! ホワイトデーのお返しをあたしだけもらえない!!
「だからこれ食べて、炊けるまで我慢してね?」
あああ……あ?
弟が持っているのは、手製クッキーの包み。
「本当にくれるの?」
あたしはお願いを完遂出来なかったのに、弟がホワイトデーのお返しをくれると言う。
罰ゲーム仕様かなぁ?いや、違う。違うな。罰ゲーム仕様はもっとこう……ダァーッて盛るもんな!
「おかずをやってくれたから、ギリギリだよ。食べたくないなら、他の2人に分けるね」
っ!!
「やだ! あたしの分! もらう!」
「なんか言葉がおかしいよ、姉さん」
まるでダメ姉を慈しむみたいな笑顔を向けてくる久秀に、思わず飛び込んでしまう。
「大好き~~~っ!!」
「ウザい! 離れて!」
「やだ~~!」
今日も今日とて、姉弟は仲良し。
よかったね、ピュアスター。貰うのを諦めてた、久秀からのお返しが貰えたよ!
でも直接じゃないから、あまり喜べないだろうけどね(悪い顔)
以下は相変わらずの乱雑Q&A。
そこまで読みたくないって方は、ここまでのお付き合いです。
こんな拙作を読んでいただき、とても嬉しく思います。
またお読み頂ける機会がございましたら、その時はどうぞよろしくお願い致します。
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Q.落下したアゴイ彗星、なんで宇宙へ押し返さなかった?
A.おっきい隕石ですよ? 敵の施設(拠点)ですよ? 貴重な資源になるかもだし、なにか魔法技術の進展に使えるかもですよ?
Q.彗星。大気圏突入で光ったとか言ってるけど、大気との摩擦で燃えたとか書いても良いのよ?
A.……実は大気との摩擦じゃないそうで。本当は空気の圧縮が原因の発熱だとか。その辺の突っ込み回避でああして書いた訳なのです。
Q.アゴイ彗星に関する忌まわしき記憶ってなに?
A.本家ではどっかの若き摂生様とのアレコレとかなんでしょうがね。こちらではそんな感じじゃなくて、過激派……厄介者、鼻摘み者として弾劾されて追い出された~とかの、恨みですね。面白い理由じゃないから、ろくに考えていないし、書いてないです。
Q.採石場跡地が! 聖地をひとつ潰すなんて、とんでもない!
A.なに言ってるですか?採石場跡地じゃなくて、採石場として復活するのですよ。隕石から採石する採石場として。こんなに嬉しいことはない。分かってくれるよね?採石場跡地には、その内戻るから。
Q.ガンネタに、なんか他のネタが混じってない?
A.ヒューーーッ!
Q.お目々のふれあい通信ってなに?
A.文章で読んでないのか……。元ネタは宇宙空間での会話法、その名もお肌のふれあい通信。相手に体の一部を接触させて喋ると、その振動が相手に伝わるってやつ。無線傍受の対策にもなるため、秘密の会話をする際にも有効。
Q.総帥に、なんで太陽を賛美させたの?
A.普通にお父様の下へ召される演説ポーズじゃあ、芸がないかな?と思いまして。
Q.そもそも“太陽”を“賛美”ってなに?
A.検索して下さい。ここで語れるものでは無いのです。はい。ピンとこないなら、太陽の戦士で検索してYの字を探せば出てくるです。
Q.総帥ならキモいセリフとか欲しかった。なぜ採用しない?
A.とある方へ言い訳しましたが、正直に言えば。
そこまで思い入れのあるキャラじゃないし、深く盛り下げているキャラでもない。作中で母になるかもしれない年下の女性を、総帥の近くに配置した記憶もない。ならそのネタは使わんでも良いんじゃね? となりました。
……ピュアスターをその枠に?
………………。うん、気持ち悪い。鳥肌がたったかも。やめとこう、使うか考える事さえも。
Q.姉の隠密技術凄くない?
A.ねね姉は特別製。光学迷彩だって、魔法として使えちゃう。
Q.その姉の迷彩を貫いて、感知する弟も凄くない?
A.気配に敏感で、姉から向けられる粘っこい視線にも敏感な子なのです。
Q.久秀とねねの詳細とかないの?
A.過去のシリーズ作品(主に観察記録)のQ&Aで見られます。
Q.戦闘風景を、総帥は魔法とかで生放送してなかったの?
A.していません。彗星落としに全力で、放送に使う余裕は無くなりました。
Q.久秀とピュアスター達の関係!ここで放り投げるって生殺し!
A.進展させる気はまったくございません。小学生と高校生。もう少ししたら中学生と大学生(短大生か専門学校生かも?いやもしかしたら社会人の可能性だって)。これでは外聞がよろしくないですから、久秀は逃げ続けるでしょうね。
Q.教えて!誰が正妻になるの!?ならないの!?
A.恋愛はメインの要素でない為、とくにその辺は考えていないです。
個人の妄想では、ライカスター(愛菜)がしっくりくるかな?なんか黙々とお互いやりたい事やって、ヤる事ヤって、気付いたらふたりだけの世界を作ってそう。
でも相性云々は受け手次第。妄想でお好きなように愛でて下さるととても嬉しいです。
Q.ピュアスターの、今後の活動は?
A.腑抜けるんじゃなかろうか?
ピンチになれば想い人が助けてくれる。窮地で騎士様(笑)に助けられたいな~とか、そうじゃなくとも単に可愛い姿を見たいが為だとか。
あまりにも棒なピンチ芝居で、色々台無しにしてひどい空気を作ったり。脳内お花畑っぷりが限界を越えて、仲間割れが発生してピュアスター内でギスったり。