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比翼の電依戦プレイヤー  作者: 至儀まどか
vol.2 無敗の逆行分析者【完結済み】
31/55

第2話 秘密

 放課後の青南高校電依部の部室。


「負けた……」


 電依戦に敗れた渡瀬(わたらせ)結衣(ゆい)は机に突っ伏す。

 六月はまだ中盤だが、その暑さが考慮されて、この青南高校では早くも衣替えが始まっている。

 それに倣って、結衣は白い半袖のブラウスに夏用の紺色のスカートという出で立ちをしていた。


「当然」


 まるで部室にかかった冷房と同じくらい涼しげに結衣をテーブルの向かい側から見下ろすのは、同じ電依部の一年生である真島(まじま)透子(とうこ)

 白のブラウスとは対照的な黒い濡れ羽色の髪をかきあげ、余裕の雰囲気を漂わせている。

 かつて電依戦の全国大会で中学生チャンピオンにもなったことのある彼女は、結衣の相手などウォーミングアップにもならないといった様子だ。


「んーでも、渡瀬さんも大分上手くなってると思うけどなあ」


 二人の電依戦の立会人を務めていた二年生の(たちばな)雛乃(ひなの)が声をかける。言葉に少しだけ訛りのある京美人の彼女は、先輩の中ではこの部活唯一の電依戦経験者である。


「本当ですか、橘先輩?」

「うん、動きとか二ヶ月前の入部した時より遥かに良くなってると思うよ。日々の練習の成果だと思うわ」

「わあ、嬉しいです!」

「調子に乗るから甘やかさないでください、先輩」


 雛乃に褒められて喜んで彼女にすり寄る結衣の背中を、すかさず透子の冷淡な声が突き刺す。


「ちぇー、ちょっとくらい褒めてくれてもいいのになあ」


 そんな透子を横目に、小さくぼやく結衣。

 これでも雛乃の言う通り成長している自覚はあるし、透子から課せられている課題も頑張っているのだから、少しは認めて欲しいなと思う。


「葵さんから結衣のことを頼まれてるから生半可な指導はできない」


 耳聡く結衣のぼやきを聞いていたのか、透子はつっけんどんに言い放つ。


 透子の言う葵とは、結衣の姉である渡瀬葵のことだ。

 葵は高校生の頃、高校電依戦と呼ばれる高校生電依戦プレイヤーの頂点を極める大会を三度制した伝説級のプレイヤーとして、広くその名を知られている。今では、日本のみならず海外においてもトップクラスの電依戦プレイヤーであり、透子はそんな彼女に病的なまでに心酔しているのだ。


 二週間ほど前、透子は葵から結衣の電依戦指導を頼まれており、結衣もまた彼女と共に電依戦をすることを望んだ。

 だがそれから始まった透子の指導は予想以上に情け容赦のないもので、結衣はこの二週間という短い期間で幾度となく心を折られかけたほどだった。

 それでも彼女が諦めなかったのは、自分も透子のように強くなりたいという思いがあったからだし、何より透子が厳しいのは本気で自分の指導に臨んでくれているからだと理解しているからに他ならない。

 それに電依戦以外では、透子も普通の友人として自分と接してくれる。


 ――二ヶ月前の自分たちの関係を考えれば、これ以上を望むのは欲が過ぎるというものだと、結衣は思う。


「ああ、そう言えば、」


 不意に透子が何かを思い出したかのように口を開く。


「さっき教室で、何か私に見てもらいたいものがあるって言ってなかったっけ?」

「あ、そうだ!」


 透子に言われて、結衣はターミナルを立ち上げる。ターミナルは、体内のナノポートを操作するためのARコンソールだ。


「実は私、あれから自分で電依戦のプログラムを書いてみたんだけど、ちょっと見てもらいたいなーって。いいかな?」

「分かった、送って」


 透子に言われて、結衣は自分のナノポートから透子のナノポートへとソースコードを送信する。


(ふふ……実は今回のは、ちょっと自信作なんだよね)


 心の中で、結衣は小さくほくそ笑む。

 初めて透子と戦った時は自分の書いたプログラムをボロクソに言われたものだが、あれから自分だって成長しているのだ。

 ちなみに今回結衣が作ったのは長剣のアーツプログラム。これに少し機能を追加したものだ。

 長剣プログラム自体は電依戦のプログラムの中では初歩の初歩に相当し、作成難易度はそこまで高くない。


 ソースコードを受け取った透子は、ファイルの中身に目を通し始めた。

 最初は無表情だった彼女の顔が段々と険しくなってくる。

 やがて顔を上げた透子の第一声が――


「無駄に長いし処理が汚い」

「そうかな……?」


 結衣は自分のターミナル上に表示されたコードを読んでみる。これでも結構読みやすいように書いたつもりだったのだが――


「この武器でこの機能だったらもう少し短く書けるはずよ。電依戦はコード量で要求されるリソース量が変わるんだから、これじゃ駄目。部長の綺麗なコードがあるんだから、それを参考にしなさい」

「でもそれじゃ真似にしかならないんじゃ……」

「なんでも真似から入るものなの。真似るほど効率的な練習方法はない。そこから自分なりのやり方を見つければいいだけ」


 結衣の反駁は透子によってあっさり一刀両断されてしまう。

 そう言えば彼女は葵の戦う姿を真似て強くなったのだったか。そんな彼女が言うとなんだか説得力がある。


「分かったよ……もう少し短めなコードを目指してみる」


 結衣はため息と共に肩を落とす。結構自信があっただけに、この低評価には素直に落ち込んでしまう。


(やっぱり少しくらいは褒めてもらいたいなぁ……)


 そんなうなだれる後輩の姿を見かねて、雛乃が透子に耳打ちする。


「真島さん、渡瀬さん落ち込んでるけど」

「いや、落ち込んでるけどって言われても」

「ほら、よく言うじゃない。褒めて伸ばすって。ここは一つ真島さんも褒めて伸ばしてみたらどう? 葵さんから頼まれてるでしょ?」


 葵の名前を出された透子はしばらく眉間にしわを寄せていたが、やがて小さくため息をついて口を開く。


「……まあでも、コードの端々から色々工夫して丁寧に書こうとした気持ちは伝わってきたから、そこは悪くない……かも……」

「……透子!」


 思いがけない透子の言葉に、結衣は感動して思わず抱きつこうとする。だが――


「クソ暑いから抱きつかないで」

「はい」


 そこは酷く冷静に断られてしまった。

 仕方がないよね。だってもう夏も近いもの。


「皆さん調子はどうですか?」


 姦しい三人の元へ、一人の男子生徒が柔和な笑みと共にこちらへやって来る。

 青南高校電依部唯一の男子部員にして、部長の秋名(あきな)(つづり)だった。

 寝癖頭に黒縁メガネの彼は一見すると地味な高校生だが、高いコーディング能力を持っている優秀なプログラマである。

 結衣よりも二つだけ上の学年とは思えないような理知的で大人の雰囲気を醸し出しており、噂によれば女子からの人気はそれなりに高いらしい。

 ただ諸般の事情により、言い寄ってくる女子はいないらしいが。


「私の勝ちです。相変わらず話になりません」

「うぐっ」


 透子の遠慮ない言葉が結衣の胸を容赦なくえぐる。

 まあたしかに話にはならなかったけど、もう少しオブラートに包んでものを言って欲しいものだ。


「褒めて伸ばせって言ったのに……」


 そんな二人の様子を見て、少し離れた場所で苦笑する雛乃。

 一方、綴は嬉しそうに口を開いた。


「なるほど、ならばちょうどいい機会かもしれませんね」

「ちょうどいい機会……?」


 傷心の結衣が綴に尋ねる。


「今週の日曜日。我々青南高校電依部は、RSI電依戦大会に参加することが決まりました」

「それってあのRSIセキュアコーポレーション主催の大会ですか?」


 綴に向かって若干前のめりになる透子に対して、結衣は首をかしげる。


「RSIセキュアコーポレーション? 何? 会社?」

「何で有名な会社の名前を知らないのよ。日本のセキュリティ企業。電脳空間のセキュリティ監査とか、ナノポート向けのアンチウィルスソフトの開発とか手広くやってるの」


 普通、女子高校生はセキュリティ企業の名前なんて知らないような気もするのだが、それは言わないことにした。


 企業が主催している電依戦……というよりeスポーツの大会は多い。

 eスポーツの実業団を抱える企業が珍しくなくなった昨今、彼らが主催する大会の中には上位のプレイヤーに対して賞金の他に内定を出しているものがあったりする。

 就職活動の一つのスタイルとして、eスポーツ枠での採用によって会社に採用される学生も決して少なくはない。

 そうまでして企業が優秀なeスポーツプレイヤーの獲得に執念するのは、所属選手が大会でいい成績を残すことが自社の知名度を高めることや人材確保の手段として非常に有用であると判断しているからに他ならない。


 実際、葵も高校卒業間際には多くの有名企業や大学から特別採用枠のようなものが来ていた。もったいないことに、本人は一つ残らず丁寧にお断りを入れていたが。


「でもRSIの大会って確か招待制でしたよね。一体どうやって参加資格を?」

「そこは私のコネです」

「コネ? 一体どういうコネなんですか?」

「知りたいですか?」

「……いえ」


 綴の笑顔に何か不気味なものを感じたのか、透子はそれ以上追及することをしなかった。


「先程真島さんが言ったように、この大会に参加する電依戦プレイヤーたちはすべてRSIセキュアコーポレーションから招待されたプレイヤーです。彼らは優秀なプレイヤーのみを大会に招待しますから、この大会のレベルが高いことは明白でしょう。でもこの大会に参加することで、真島さんも渡瀬さんも強敵と戦って経験を積むことができる。どうです、いい話だと思いませんか?」

「確かに。強くなるための一番手っ取り早い方法は、強敵と戦うことですからね」


 綴の言葉に透子は小さくうなずいて同意する。

 結衣も二人の意見には素直にうなずけたが、一方で内心は不安だった。

 企業から選ばれた電依戦プレイヤーたち……彼らは今まで自分が戦ってきたプレイヤーよりも強いのだろう。

 果たしてそんな相手に、今の自分がどこまで太刀打ちできるのだろうか。あっさりとすぐに負けてしまうのではないか。

 そんな不安が結衣の脳裏をよぎった時、


「そうそう、詳しいルール説明はまた後ほどしますが、RSIの大会ルールは三人一組のチーム戦となります。だからチームのメンバーと一緒に行動していれば、即負けるなんてことにはならないと思いますよ」


 そう言って、綴は結衣の方を向いて微笑む。

 どうやらこの部長には自分の不安など筒抜けだったようで、結衣は思わず舌を巻いてしまった。


「じゃあ大会に出るのは私と結衣と後は……橘先輩?」

「それが先程篠原さんにその話をしたら是非出たいと言いまして」


 綴の言った篠原さんとは、この電依部最後のメンバーにして副部長の篠原涼のことだ。

 ちなみに今は、居残りの補習中らしい。


「橘さんはどうですか?」


 綴は雛乃に視線を向ける。

 青南高校の電依部は全部で五人。電依戦をやらない綴を差し引いても四人であり、三人一組で参加する大会にはどうしても全員で出場することはできないわけだ。

 雛乃も出たいと言った場合、『渡瀬さんは今回諦めて』と言われる可能性もありえる。彼女はそれなりの経験者だから、自分が出るより彼女が出たほうが勝てる見込みはあるかもしれない。

 だが雛乃は――、


「ああ、あたしは今回パスで。その日はあたし、実家に帰らないといけないので」


 透子が不思議そうな顔で雛乃の方を見る。


「橘先輩の実家って京都でしたっけ……? ゴールデンウィークもとっくに過ぎているのに、今頃帰省するんですか?」

「そのゴールデンウィークに一度も帰らなかったせいで親がお冠なの。『さっさと帰ってこい!』ってな」


 雛乃は喉を鳴らして笑う。


「なるほど。ではそういうことでしたら、今回は――」

「あー! やっと終わった!」


 綴の声を遮りながら、一人の少女が大声と共に部室に入ってくる。少女は薄茶髪のポニーテールを揺らしており、ブラウスをだらしなく着崩していた。

 彼女こそ、先程ちらりと話題にも上がっていた篠原涼だ。

 その男らしい口調と見た目も相まって、電依部以外の生徒からは恐れられているらしい。ちなみに綴が女生徒から言い寄られない理由が、大抵いつも彼の近くに涼がいるからだったりする。


「ったく、あのクソ教師! 補習だからって、同じ箇所ばかり何度もやりやがって!」

「それは篠原先輩が同じ場所を何回も間違えるからじゃないんですか」

「ほう、渡瀬。お前、随分偉そうなこと言うじゃねえか~」


 そう言って涼は結衣の首に腕を回してチョークスリーパーを決めるが、かなり加減されているのか全然苦しくない。じゃれ合い程度のものだ。

 見た目は不良のようだが、これでいて中々後輩想いの先輩でもある。少し前、結衣が透子との関係に悩んでいた時はかなり気にかけてくれた。


「篠原さん、RSIの件ですが今回は渡瀬さん、真島さんにも出ていただくことになりましたので」

「あー、了解。つーことは一年どもの引率ってことね」


 涼は結衣を解放すると、大きく伸びをしてから一年生二人の方に顔を向ける。


「おい、今回の大会はレベルの高いプレイヤーも参加するって話だが、狙うのは優勝だけだからな」

「無論です」

「が、がんばります!」

「よーし!」


 二人の返事に涼は満足そうな笑みを浮かべて、綴の方を振り返る。


「じゃ、向こうさんに返事の方はよろしく頼むわ」

「分かりました。それでは私はこれからRSIの方に連絡をしてきますので、これで失礼します」


 そう言って綴は踵を返すと部室から出て行こうとする。その時、彼の制服のポケットから煌めく何かが落ちたのが見えた。

 銀色に光る鎖、その先端には何かがつけられている。どうやらペンダントのようだった。

 結衣は訝しがりながらペンダントへと近づく。先端についていたのは、青みがかかった宝石だった。


「ダイヤモンド……?」


 見間違いでなければ、これは綴の落としたものだが果たして一体……。

 不思議に思い、結衣がペンダントを拾い上げようとしたその時――、


「触るな!」


 突然の大きな声に、結衣は口から心臓が飛び出そうになりながら尻もちをついてしまう。

 腰の痛みを我慢しながら恐る恐る顔を上げると、正面には綴が立っていた。

 だが彼の顔にあったのは普段の優しい笑顔ではなく、初めて見るような怖い顔だった。

 突然豹変した綴に、結衣は小さく喉を鳴らす。

 部室はしんと静まり返ってしまった。


「おい」


 その時、涼が諌めるように綴を睨む。

 そこで我に返ったのか、綴はハッとしたような表情をすると慌てていつもの柔和な笑顔を作る。だがその笑顔もどこかぎこちない。


「突然大きな声を出して申し訳ありません、渡瀬さん。ですがこれは非常に大切なものなのです。見つけてくださってありがとうございました」


 そう言うと綴はペンダントを拾い上げ、宝石に傷がついていないかどうかを確認する。

 普段の彼ならば、真っ先に結衣の手を引いて起こしてくれただろう。

 しかし、綴はペンダントを制服のポケットにしまうと、足早にその場を去って行ってしまった。

 その場に残された結衣は、尻もちをついたまま、ただただ呆然とするしかなかった。




 * * *




「秋名先輩ってどういう方なんですか?」


 下校中、たまたま一緒に帰ることになった涼に結衣は尋ねてみる。

 結衣は先程、ペンダントを拾った時に見た綴の怖い顔を思い出す。彼との付き合いは二ヶ月程度のものだが、あんな怖い顔の彼を見るのは初めてのことだった。

 後輩の言葉を聞いて何を考えているのか悟ったのか、涼は普段あまり見ないような真剣な顔つきになる。


「アレだけはアイツのタブーだから触れんなよ?」

「あれダイヤモンドですよね……? 秋名先輩がなんであんなもの持っているんでしょう」


 綴のイメージと言えば地味な男子高校生の象徴のような存在だ。

 植物にたとえるのならば、その辺に生えている名前も知れぬ雑草とでも言うべきか。

 そんな彼があんな高価そうな物を持ち歩いている理由など、想像もつかなかった。


「だからタブーだっての。人には触れちゃならねえ聖域ってもんがあるの。そこ踏み込むとロクなことになんねえぞ。第一、アイツには言うなって言われてっからオレは何も言えねえ」

「……分かりました。すいません」


 折角親切心で拾おうとしたのにあんな風に怒鳴られた挙げ句、その理由も教えてくれないというのはいささか釈然としない思いもある。

 それでも結衣にだって人に知られたくない過去の一つや二つはあるし、無理に聞き出すのも無粋というものだろう。

 もっとも、涼相手では無理に聞き出すなど不可能な話だろうが。


「まあオレもアイツとはまだ一年ちょっとのつき合いだけどさ、あのダイヤに触れなきゃ基本良い奴だからさっきのことも許してやってくれよ」

「いい人なのは分かってますけど――」


 そこまで言いかけて結衣は違和感を覚える。


「あれ、お二人とも今って三年生ですよね? 二年ちょっとの間違いじゃないんですか?」

「一年で合ってるよ。アイツ転校生なの」

「転校生」


 涼の言葉に結衣は目を丸くする。綴が転校生だなんて初めて聞いた話だった。

 涼は結衣の耳元でささやくように言う。


「お前さ、神明高校って知ってる?」

「東京の学校ですよね。確かかなり頭のいい学校」


 そう言って結衣はターミナルを立ち上げて神明高校を検索する。

 記憶の通り神明高校の偏差値は高く、有名大学への進学率も非常に高い。いわゆる進学校というやつだ。それにどうやら、電依戦の強豪校でもあるようだった。


「アイツは二年の時にそこからウチに転校してきたの」

「えっ、なんでですかそれ? 勿体無い!」


 結衣は思わず叫んでしまう。


 青南高校は学校のランクとしては中の中と中の上の間を彷徨っているような学校だ。正直、神明高校のような進学校とでは月とスッポン。まるで勝負にならない。

 頭のいい学校に行けるにも関わらず、『憧れの人と同じ環境で生活してみたい』などという少々特殊な動機で入学してきた子の存在は知っているが、そうでもなければわざわざ転校してくる理由など見当たらなかった。

 当然、転校の理由も気になるところだったが――、


「それも言えねえ」

「……なんか全部言えないんですね」


 想像以上に秘密の多い先輩たちに少し物悲しさを感じながら、結衣はとぼとぼと帰り道を歩く。

今週から基本週一での更新となります。

よろしくお願いいたします。

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